トーチをつなぐ: 新世代のSTEMリーダーを刺激するケイティ・レデッキー選手

名前: ケイティ・レデッキー
競技: 競泳
種目: 200m自由形、400m自由形、800m自由形、1,500m自由形
オリンピック出場経験: ロンドン2012オリンピック、リオ2016オリンピック、東京2020オリンピック

多くの子どもがアスリートを見習うべき模範、個人的なヒーローとみなして大人になるのに対して、実際に同じチームの選手としてそのアスリートと共に競い合う機会がある人はほとんどいないと言えるでしょう。オリンピック競泳選手のケイティ・レデッキーさんにとって、そのような夢は一度のみならずオリンピックで三度も実現しており、子どものころからのヒーローであるマイケル・フェルプス氏と共にアメリカ国旗を背負い競技に参加し、直近では東京2020オリンピック競技大会においてTeam Panasonicの誇らしいメンバーとして参加しました。

レデッキー選手は3歳の時に母親から泳ぎを教わって以来、水泳の世界に身を置いています。家族、友人、コーチ、チームメイトが自身を現在の素晴らしいアスリートに変える揺るぎない支援をしてくれた時のことを、レデッキー選手は懐かしく思い出す一方で、レデッキー選手がまだ6歳のころ、2003年のメリーランド州で行われた水泳大会で、大混乱の最中フェルプス氏からサインを貰ったというフェルプス氏とのわずかながらの出会いが、レデッキー選手をゆくゆくは世界の舞台へと進ませ、競争する勇気を与えたインスピレーションの一つでした。

世代を刺激する

わずか15歳で初めてのオリンピック出場となったロンドン2012オリンピック競技大会に話を進めますと、レデッキー選手は女子800m自由形でアメリカチームに金メダルをもたらしました。初めて出会って10年も経たないうちに、フェルプス氏は彼女の初の競技前に、控室でレデッキー選手にハイタッチをし、成功を祈りました。

今日では、レデッキー選手は競泳の大会でサインを書いたり、次世代の若いスイマー、アスリート、さらに、彼女の応援に来た学生にも会ったりするようにしています。フェルプス氏がレデッキー選手を奮い立たせたように、レデッキー選手が歩んできた道が、パナソニックと共に展開する精力的なSTEM教育の取り組みを通して、スタジアムの中だけでなく教室においても次世代を奮い立たせるようになることをレデッキー選手は望んでいます。

お返しの機会

「若い子供たちが情熱を追い求めるよう駆り立てる機会を人生において得られるのなら、私はその機会を利用します。」 – ケイティ・レデッキー

労働統計局によると、今後5年にわたりアメリカ全体で140万人分のコンピューターサイエンス職が不足します。現在のところ、その道を目指す学生は40万人しかおらず、STEM教育の必要性がこれまで以上に明白になっています。

CES 2022の開催中に発表されたSTEM Forwardプログラムは、レデッキー選手のSTEM教育への情熱と、パナソニックのこれまでのイノベーションの最新のコラボレーションです。このプログラムは、家庭、教育者、若いイノベーターに対し、生活をより良いものにし世界をより良い場所にするために、どのように技術を利用できるかを示すデジタルツール、デジタルリソースを提供することを目的としています。

「パナソニックに私の教育に関する価値観を共有していただいていること、またこの取り組みを支援する選択をしていただいたことをとても喜ばしく、また光栄に思います」と、最近になって自身もSTEMの学位を取得したレデッキー選手は言います。

機会ある世界は技術によって実現される

世界大会で15回も優勝している世界レベルのアスリートにとって、水泳や運動競技が常に最優先となるはずだと思う人もいるかもしれません。ですが、実際には、レデッキー選手と彼女の家族にとって、教育はプールでの成績とは切っても切り離せない最優先事項です。

東京2020オリンピックが新型コロナウイルス感染症の蔓延により1年延期となりましたが、レデッキー選手はこの機会を利用し、スタンフォード大学で心理学の学位を修めました。すべての授業がオンラインで行われたため、2021年に向けたトレーニングに焦点を当てながらもスケジュールの都合をつけることができました。このことに関して、レデッキー選手は大学の学位を取得するという自身の夢を叶えてくれた技術に力を与えた全てのイノベーションと工夫に感謝しており、より一層STEM教育の大切さを認識しています。

「実のところ、科学、技術、工学、芸術・リベラルアーツ、数学といった科目は非常に重要です。これらの技能は多くの仕事で必要とされるからです。だからこそ、私は熱意をもってSTEM教育について語るのです。私たちは更なる高みを目指すためにビデオレビューを使い、数学を使い、統計学を使います。金メダルか、銀メダルか、銅メダルか、それともメダルを得られないかは、1秒、0.1秒、0.01秒の差で決まりうるからです」とレデッキー選手は2021年8月に行われたパナソニックのオンラインワークショップにて述べました。

火花は炎へ

ケイティ・レデッキー選手のオリンピックへの挑戦は、子どものころのヒーローだったマイケル・フェルプス氏との偶然の出会いにより火が付きました。その火花が、燃え盛る炎となり、世界クラスのアスリート、聡明なSTEM学者、人を刺激する存在である現在のレデッキー選手を作り上げました。

「物をつくる前に人をつくる」は、パナソニックの企業としての基本理念であり、STEM教育は、パナソニックのみで共有されているだけでなく、レデッキー選手により体現された全く同じ考え方の最先端にあります。パナソニックもレデッキー選手も、世界中の聡明な若者にSTEM教育の機会を還元し、提供し続けることで、さらに次の世代を鼓舞することになる次の世代を刺激する炎を煽ることができると望んでいます。

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