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世界の若者たちがスポーツ拡張のアイデアで競い合うもう一つの熱い戦い
「SPORTS CHANGE MAKERS」

パナソニックが若年層参加型アイデアイベントを開催する狙い

東京2020大会にあわせて実施されたパナソニックの若年層参加型アイデアコンテスト「SPORTS CHANGE MAKERS(スポーツチェンジメーカーズ)」。このコンテストでは「GOING BEYOND BARRIERS」をテーマに、スポーツとテクノロジーの力であらゆる壁を超えるアイデアを世界中の学生から募集し、パナソニックと共に将来のスポーツシーンへの採用を目指すプロジェクトです。

2019年に、今後のオリンピック・パラリンピック開催予定の4都市(日本・東京/中国・北京/仏国・パリ/米国・ロサンゼルス)にて学生を対象に予選会を開催。パナソニックのオリンピックとパラリンピックのスポンサーカテゴリーである映像・音響機器技術を使って「スポーツとテクノロジーで社会の壁を超えるアイデア」を募集し、厳選なる選考を経て、2020年1月に代表チーム(各地域1組ずつ)を選出しました。

そして、2021年8月23日に、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、パリ2024組織員会などのオリンピック・パラリンピック関係団体に対して彼らの集大成となる最終プレゼンテーションが行われました。

「異文化交流がしたい旅行客と現地の人々が、異文化コミュニケーションを簡単に楽しめるようになるための自転車を開発したい(中国チーム)

「聴覚障がい者がスタジアムでの観戦を楽しむための、聴きたい情報をビジュアル化するヘッドセットを作りたい」(米国チーム)

「スポーツを観戦するものの、競技のルールや知識が乏しく十分に楽しめない人のために、レフェリーの動きや判定を翻訳し、視聴者に競技の面白さを伝えるWEBアプリを開発したい」(欧州チーム)

「公園で遊ぶ子供たちに、スポーツを見るだけではなく、体験して感じてもらうために、アスリートの「動き」を体験できる遊具や設備が常設された公園を作りたい」(日本チーム)

各地域の予選を勝ち抜いたこれらのアイデアには、世の中のさまざまな「壁」を越えることで多様性のある社会を実現したい若者たちのストレートな思いが込められています。

最終プレゼンテーションは世界トップレベルの評価者からアドバイスを受ける舞台であり、アイデアの優劣を競うわけではありません。そのアドバイスを参考に今後のスポーツシーンでの採用を目指し、パナソニックがIOCやIPCをはじめ、世界に向けた提案活動を行います。

若者の力、ユースエンパワーメントの可能性

この企画の狙いについてプロジェクト担当者は次のように語ります。

「多くの人にとってオリンピック・パラリンピックは、観客や視聴者としてアスリートを応援するということがほとんどだと思うのですが、世界最高峰のスポーツイベントにいかにして”参加”してもらうか、これがSPORTS CHANGE MAKERSプロジェクトがうまれたきっかけです。パナソニックがオリンピック・パラリンピックのスポンサーを続けている背景には、スポーツを通じて世の中を良くしていきたい、という長年の思いがあります。今回は、若年層にターゲットを絞ることで、我々には無い若者ならではの視点、考え方をすくい上げ、「彼ら自身」が大会を通じて世の中をどう変革していきたいのか、世界をどう変えていきたいのか、そんなことを考えるきっかけを提供してあげたい、と考えました。予選を勝ち抜いた代表チームのアイデアはどれも素晴らしいものだと思います。

その根底にある思いは、未来を担う若者たちに失敗を恐れずチャレンジすることの大切さを伝えること。世界には社会課題がまだまだ山積していますが、その課題を解決するには自分たちの力で社会をよりよい姿に変えていこうと躍動する「変革者(ChangeMakers)」が必要です。

彼らの挑戦はこれで終わりではありません。
パナソニックはこれからも、彼らのアイデアが将来のスポーツシーンで採用されることを目指してサポートしていきます。