Vancouver 2010

オリンピック大会の舞台裏

オリンピック大会の舞台裏 映像技術で開会式の感動をすべての人へ

写真:バンクーバー冬季オリンピック会場のメインスタジアムBCプレイスの会場中央で聖火台を利用したセレモニー全景

バンクーバー冬季オリンピックの開会式や閉会式がおこなわれるメインスタジアム「BCプレイス」。6万人の収容が可能なこの巨大施設には、パナソニックのLEDディスプレイが3面設置された。オリンピックの競技映像がリアルタイムで楽しめるライブサイトとして一般市民に開放された「デビットラムパーク」。ここにも、パナソニックのLED大型映像表示装置が使用されている。開会式の際には、LEDディスプレイの大画面に映し出された鮮明な映像と迫力ある音響により、まるでBCプレイスで実際に開会式がおこなわれているかのような体験を人々に与えた。ダウンタウンからほど近い市民の憩いの場「スタンレーパーク」。そこから海越しに、世界200以上の国にオリンピックの映像を送り届ける重要な拠点である「国際放送センター(IBC)」はある。パナソニックは、このIBCにも数多くの放送関連機器やプラズマディスプレイを納入。世界各国の放送局の活動をサポートした。

性能も信頼も高い機器であること

モーグルやスノーボード競技の会場となるサイプレスマウンテン。そんな冬の過酷な環境の中でも高い信頼性で着実に稼動するパナソニックの機器。公式放送機器には、パナソニックの半導体メモリーP2カードに映像を収録するP2 HDシリーズのカメラの他、会場の雰囲気を盛り上げる音響機器などが導入された。

写真:バンクーバー冬季オリンピック会場のメインスタジアムBCプレイスの会場中央に五輪マークが映し出されているセレモニー全景

テープを使わず半導体メモリー「P2カード」にHD映像を記録することができる「P2 HDシリーズ」。メカレス設計で、寒く過酷な環境にも耐える高い信頼性と機動力により、2010年バンクーバー冬季オリンピックの公式放送機器として使用されている。様々な機器を展開しているからこそ実現できる、パナソニックのトータルソリューション。音響システムは、ワイヤレス技術を導入するなど自然環境に配慮したオリンピックの運営をサポートしている。パナソニックの堅実かつ迅速なオペレーションは、長年の経験に裏打ちされたものなのである。

写真:バンクーバー冬季オリンピック会場で放送カメラマンがP2HDシリーズのHDカメラレコーダーで撮影している様子

新技術・3Dで新しい映像世界へ

バンクーバー冬季オリンピックに合わせ、現地に出現したパナソニックの「フルHD・3Dシアター」。フルHD・3D技術をいち早く提案し、業界をリードしてきたパナソニックだからこそ生み出せるまったく新しい映像体験により、連日多くの方が訪れている。AV技術で、皆さんにオリンピックムーブメントの高まりを共有していただける場をつくる。それこそまさしく「Sharing the Passion」と言えるのではないだろうか。パナソニックが映像で伝えるオリンピックの情熱と感動は、フルHD・3Dという進化を経て、また新たな臨場感をもって、世界中に伝わっていくだろう。

写真:バンクーバー冬季オリンピックのパナソニックイベントブースでHD映像コミュニケーションシステムを使用し国際交流を行う様子