160. 日本国際賞授章式が挙行される 1985年(昭和60年)
相談役は、「国際社会に対し、日本は新たな決意をもって科学技術の振興に寄与しなければならない」との強い念願を抱き、昭和57年11月に日本国際賞の創設を目的とした、日本国際賞準備財団を発足させ、自ら初代会長に就任した。
この準備財団は、昭和58年5月に政府の所管する公益法人となり、「国際科学技術財団」と名称を変更した。
昭和60年になり相談役の念願が実現、同年4月、第1回日本国際賞の授賞式が東京の国立劇場で行われた。相談役は満90歳の高齢にもかかわらず出席し、壇上で受賞者に賞状と賞金を授与した。
日本国際賞は、毎年2件ずつ贈呈され、1件の賞金金額は5,000万円である。