■37歳 中央電気倶楽部
天理を訪ねて自覚した真の使命を従業員と分かち合うべく、その年5月5日、幸之助は初めて創業記念式を挙行します。250年をかけて楽土を建設する――この壮大な志に打ち震えた出席者は、先を争って壇に上がり、次々と決意を表明しました。ここに松下電器は真の創業を迎えたのです。