100. オレンジ・ナッソ勲章を拝受 1958年(昭和33年)
松下電器とフィリップス社との提携によって誕生した松下電子工業の成功は、日蘭両国の交流を深めるのに、大きな役割を果たした。このことが契機となり、昭和33年6月に、社長はオランダ女王から、日蘭両国の友好親善・経済交流の増進に貢献したとして、「コマンダー・イン・ザ・オーダー・オブ・オレンジ・ナッソ」勲章を拝受した。
これに対し、社長は何かお報いしたいと考えた。調べてみると、東京には日蘭協会があるが、関西にはない。そこで、関西にも独立した協会を設立し、日蘭友好を図りたいと思い、有志に働きかけ、昭和34年3月、関西日蘭協会を創立し、会長に就任した。
なお、昭和43年4月には、ブラジル文化功労勲章が、昭和47年10月には、ベルギー国王から王冠勲章が、昭和54年2月には、マレーシア政府から、パングリマ・マンク・ネガラ勲章とタン・スリの爵位が、昭和58年3月には、スペイン政府から、メリトシビル大十字章が贈られた。