パナソニックミュージアム企画展 大阪万博EXPO’70 ―よみがえる松下館と万博が描いた未来― 2018年7月14日(土曜日)~9月1日(土曜日) パナソニックミュージアム

ものづくりイズム館 大阪万博EXPO’70 ~よみがえる松下館と万博が描いた未来~

会期:2018年7月14日(土)~9月1日(土)

1970(昭和45)年、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪で開催された日本万国博覧会。
幸之助は「進歩は無限」として、『文化の進歩は、人類の続く限り、日に日に生み出されてゆくものだ』と語っています。
永遠に続く進歩の一コマを自分が担ってゆくのだと考えれば、お互いの人生もより楽しいものになり、その尊い一コマの進歩に取り組んでゆこうという意欲も出てくるのではないか。
そうした幸之助の思いを込めた「タイム・カプセルEXPO’70」、大阪万博が描いた“未来”が今、どう進化したか、ご覧頂けます。

【協力:EXPO’70パビリオン、大阪歴史博物館、NTT技術史料館、毎日新聞社】

タイム・カプセル EXPO’70

1970年〈人類の進歩と調和〉を主テ一マに開催された日本万国博覧会を記念し、毎日新聞社様と共催で、現代文化を5,000年後の人類に残すため、同じ内容の「タイム・カプセルEXPO’70」2個を完成。歴史的に由緒ある大阪城公園本丸跡の地下15mに埋設しました。

松下幸之助の思い

「現在享受している文化一般、文明のすべては、我々の祖先が、営々として積み重ねてきた文化遺産の上に築かれている。これら文化遺産に自らの手で新たに創造した文化を加え、子孫に伝えることが、現代人に課せられた義務であるといえる。

1970年、人類がどのような文化を創造し得たか、どのような理想を掲げ、現実にどのような環境において生活していたか。その記録を末永く後世へ残すことは、我々が数万年前の原始時代の人類が残した石器を手にしたと同じ、かけがえのない意義を我々の子孫に伝えることになる。この「タイム・カプセルEXPO‘70」が人類共通の貴重な文化遺産および学術上の資料として、末永く伝えられていくことを念願するものである。」

2,098点に込めた思い

日本をはじめ世界各国の人々の協力によって選んだ、自然科学分野、社会分野、芸術分野、その他の4分野2,098点の物品と記録が、現代最高の保存技術によって収納されています。

現代文化の全体像を知るうえで、その手がかりとなるものがほとんど全部網羅されています。特別に製作されたものもあり、その最も代表的なものは「日本現代風俗絵巻」4巻です。これは人類の祖先が遺産として残してくれた直截(ちょくせつ)な手法を継承し、きわめてわかりやすく、興味深く今日の文化を見てもらおうという意図に基づいています。

大阪万博が未来に贈った“いま”

1970年当時、コードなしで国内どこにでも繋がる“未来の電話”として人々の関心を集めたワイヤレステレホン、万博会場で活躍したカドニカサイクルは、それぞれスマートフォン、電動アシスト自転車に進化しました。

そして、当時話題をさらった夢の「人間洗濯機」の実物を、パナソニックミュージアムのものづくりイズム館でご覧を頂くことができます。

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