持ち運びができる水のボールを作ってみよう!

ふつうは、器(うつわ)にためないと持ち運べないお水がプ二プ二とつかめてしまう不思議(ふしぎ)な物体「Ooho!(ダブルオーホ)」を知っているかな?持ち運べるだけでなく、環境(かんきょう)にもやさしいと話題の「Ooho!(ダブルオーホ)」を作ってみよう。

ペットボトルは世界で、毎年500億(おく)個も作られれているんだ。現在、急増(きゅうぞう)するペットボトルゴミは世界中の問題になっているんだ。この問題を解決するため、ロンドンの芸術大学院に通う3人の学生が藻(も)と乳酸カルシウムから作った生物分解性(せいぶつぶんかいせい)のある水の容器(ようき)を開発(かいはつ)したんだよ。「Ooho!(ダブルオーホ)」と名付けられたこの風船(ふうせん)のような水の容器は、様々なサイズに作ることが可能で、中の水を衛生的(えいせいてき)にたもってくれるんだよ。

実験で使うものをチェックしうよう!
使うもの

材料集め

ほとんどの材料は、おうちの中にあるものや、雑貨(ざっか)・ホビー用品のチェーン店やホームセンターなどであつかっているものだよ。おとなの人と相談して材料を集めてみよう!


注意!

必ず食品用のアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使用してください。室温で放置しておくと、カビが発生することもあります。実験が終わったら、早めに処分してください。

やり方(1)~(4)の順番にやってみよう!を押すとつぎのページがみれるよ!

やり方(1)
やり方(2)
やり方(3)
やり方(4)
実験のポイントはココ! 実験の前に必ず石けんで手をよく洗いましょう。 使用する道具や材料は消毒してから使いましょう。 口に入れる場合は、必ず食品用のアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使用してください。室温で放置しておくと、カビが発生することもあります。実験が終わったら、早めに処分してください。

持ち運びができる水のボールになるの?

どうして?アルギン酸にはカルシウムイオンと結合しやすい性質があるため、アルギン酸ナトリウム水よう液を乳酸カルシウム水よう液の中に入れると、ゼリー状に固まります。そのため乳酸カルシウム水よう液に、アルギン酸ナトリウム水よう液をおたまに入れるなどしてまとめた状態(じょうたい)でそっと入れると、アルギン酸ナトリウム水よう液と乳酸カルシウム水よう液が接するところ(境界)、つまり水ボールの表面の層(そう)で反応します。その結果、イラストのようにアルギン酸をカルシウムイオンがつなげていくことで、アルギン酸カルシウムの膜(まく)ができ、膜(まく)につつまれた水のボールができます。 今回は水で実験したけど、コーラやサイダーでも作れるよ。


どうしてこうなったか?わかったかな?では、次の実験にチャレンジしてみよう!