音は触(さわ)ることができる

音の鳴っている太鼓(たいこ)の前に立つと、ビリビリしたり、風が吹(ふ)いているように感じることがあるでしょう。これは、音を伝えるための空気の震(ふる)え。目には見えないけど、触ったり感じたりすることはできるんだね。たくさん音を感じたいなら、大きな太鼓を強くたたけばいい。たたく面が大きいほど揺(ゆ)らせる空気の量が増(ふ)えるし、強くたたくほど勢(いきお)いよく揺れるからだ。

でも、全部の音が触れるとしたら大変。だって音はいつも周りにあるから、ずっとびりびり体に当たってきちゃう。だけど、大丈夫(だいじょうぶ)だよ。音って、いろんな方向に広がって進んでいるものだし、遠くにいくとどんどん小さくなっていくから。