ガンバ大阪「パナソニックパートナーデー」開催レポート


チアダンスを披露するガンバ大阪チアダンスチームとマスコット「モフレム」

2023年10月21日(土)、ガンバ大阪のホームスタジアム「パナソニック スタジアム 吹田」にてパナソニックパートナーデーが開催されました。当イベントは、パナソニックグループと社内コミュニティ「PRN(Panasonic Rainbow Network)」との共催によるものです。

※所属や肩書などの情報は、イベント開催当時のものです。

ガンバガールによるLGBTQ+クイズ大会


写真:クイズを出すガンバガール

パナソニックグループはDEI推進の一環として、LGBTQ+とALLY(アライ=支援者)に関する理解促進活動を行っています。すべての人が「自分らしく」生きる社会の実現に向けてALLYの輪を広げようと、2022年からガンバ大阪のスポンサーデーにてLGBTQ+にまつわるイベントをスタートし、スタジアムを訪れる人々への情報発信を行っています。

イベント当日、スタジアム周辺のステージには、ガンバ大阪をサポートするガンバガールやガンバ大阪チアダンスチームがレインボーカラーのユニフォームで登場。賑やかなパフォーマンスを披露し、試合開始を待つサポーターを盛り上げました。

パフォーマンス後にはLGBTQ+にまつわるクイズ大会を開催。「LGBTQ+の人を支える人をALLYと呼ぶ? それともサポーターと呼ぶ?」など、サッカーの話も織り交ぜながら、LGBTQ+の知識を楽しく学ぶ時間となりました。

ガンバガール

イラスト:大人複数人のイメージ

今日のイベントではレインボーカラーのユニフォームでパフォーマンスを行いました。「男の子が青、女の子が赤」といった考え方ではなく、「それぞれが好きな色」がすべて入っているのが素敵で、着ている私たちも元気をもらえるカラーリング! 性の多様性が当たり前になるよう、私たちもパナソニックグループの一員として、情報発信やイベントなどの取り組みを続けたいと思います。

クイズ大会には小学生の孫と参加しました。迷う問題もありましたが、私も一緒に考え無事に全問正解! 孫の世代は日常生活の中で自然とLGBTQ+の存在を理解しているようですね。制服も「男の子はズボン、女の子はスカート」といった決まりは特になく、好きに選べると聞きます。今日はたまたま参加したのですが、みんなが「知る」機会を増やしていく活動はとても大切だと感じました。

クイズ大会の参加者

イラスト:大人一人と子ども一人のイメージ

LGBTQ+を知る「シールブック」配布


今回は新たな取り組みとして、「シールブック」を制作して先着18,000人に配布しました。シールブックの内容は、ガンバ大阪のマスコット「モフレム」や選手たちと一緒にLGBTQ+とALLYについて学べるもの。シールを貼ったり剥がしたりしながら、親子で楽しみつつ性の多様性を考えられる工夫が施されています。

写真:シールブックの表紙、見開き、シール

「好きになる人の性」「こころの性」をゴールに見立て、自身の当てはまると思うところにサッカーボールのシールを貼り付けていくページ

シールブックの企画・制作の中心を担ったのは、PRN有志によるボランティア事務局。「LGBTQ+についての研修を開いても、内容が難しければ『どこか遠くで起こっている問題』『自分とは関係ない誰かの困りごと』と捉えられがちです。でも実際には、今隣にいる人が生きづらさを感じているかもしれないし、同じ部署の人や友人が困っているかもしれませんよね。そこでもっと肩の力を抜いて知ってもらおうと、スポーツ観戦の場で気軽に読める冊子を企画しました。今年度は特に親子の会話に注目。親子で楽しみながら、LGBTQ+について話し合う時間になれば嬉しいです」とメンバーは話します。

キックオフ前のスタジアムでは、シールブックで遊ぶ親子連れの姿も見られました。

シールブックを入手した
親子サポーター

イラスト:大人一人と子ども一人のイメージ

小学校3年生と年長の息子たちは何もわからずにペタペタ貼り付けて遊んでいますが、幼少期からこういった話題に触れる機会があるのはとても良いと思います。私の勤め先でも多様な人が働きやすい職場づくりが進んでいます。こういった取り組みがどんどん広がってほしいですね。

子どもたちはシールが大好きなので、もう夢中(笑)。本人たちは内容を理解できていないかもしれないけれど、親子で会話しながら貼り付けていく中で、親の方が「そうなんだ」「なるほど」と勉強になることも多い気がします。

家族で観戦に訪れた
パナソニックグループ社員

イラスト:大人一人と子ども一人のイメージ

レインボーのキャプテンマークでキックイン


写真:キックインする楠見グループCEO(手前)と、品田CEO(奥)

キックオフ直前にもレインボーカラーに身を包んだガンバ大阪チアダンスチームのパフォーマンスなどが行われ、スタジアムの熱量は上昇! 試合は、レインボーカラーのキャプテンマークを腕につけたパナソニック ホールディングス株式会社の楠見グループCEO、パナソニック株式会社の品田CEOのキックインを合図にスタートしました。残念ながら勝利は叶いませんでしたが、スタジアムで多くのサポーターが思いを一つにして声援を送る様子に、誰もがいきいきと自分らしく生きる素晴らしさを実感できる一日になりました。