消費者志向自主宣言(フォローアップ)

宣言 2018年 1月
フォローアップ 2023年 4月
パナソニック ホールディングス株式会社
グループCEO 楠見 雄規

消費者志向自主宣言
(フォローアップ)

宣言 2018年 1月
フォローアップ 2022年 4月
パナソニック ホールディングス株式会社
グループCEO 楠見 雄規

(1)理念

パナソニックは創業以来、「お客様第一を基本に製品やサービスを通じて社会に貢献する」ことを目指し、CS向上に向け、世界中のお客様のくらしを豊かにする商品やソリューション、サービスを提供しています。

(2)取組方針

1. 経営トップのコミットメント

パナソニックは、経営理念実践の指針をわかりやすく具体的に表現したものとして「行動基準」を定めています。

2. コーポレートガバナンスの確保

パナソニックは、お客様からのご相談やご不満に対して、全社規程としてISO10002 / JIS Q 10002に準拠した「お客様対応業務規程」を定めています。また、この規程の中でお客様対応基本方針を以下のように定めています。

  • 全てのお客様に、最高の満足をお届けする。
  • お客様により近づき、その声を経営に活かす。

上記規程および、方針に基づき、国内の対象事業場においては、お客様からの情報を経営に活かす仕組み「お客様マネジメントシステム」を構築し、定期的な自己監査の実施等でお客様対応の品質向上に努めています。

3. 従業員の積極的活動(企業風土や従業員の意識の醸成)

  • 「消費生活アドバイザー」資格取得の促進
    お客様志向の風土醸成を目的に、「消費生活アドバイザー」資格の取得を積極的に推進しています。
  • 「お客様月間」の取り組み
    日本で定められた「消費者月間」に合わせ、「社長メッセージ」の発信や「お客様月間ポスター」の掲示など、独自の施策を積極的に実施し全社員のお客様志向の醸成に取り組んでいます。

4. 事業関連部門と品消法関連部門* の有機的な連携

パナソニックは、「お客様第一を基本に製品やサービスを通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、社会の将来動向も踏まえて、「品質向上」と「製品安全の確保」に関わる各種の制度や仕組みを常に改善しながら、モノづくりを行っています。

製品事故が発生した場合、直ちに事実確認を行い、原因解析と検証を行います。重大製品事故と判断した場合には、お客様の安全を確保するため、当社グループの各事業会社が一丸となり、適切な対策をとることに努めています。具体的な初動対応として消費者庁などの所管官庁、社長や経営幹部への報告を行い、対策方針を検討いたします。

* 品消法関連部門:品質保証部門、お客様・顧客対応部門及びコンプライアンス関連部門の総称

5. お客様への情報提供の充実

お客様ご相談センターでは、商品別の電話番号を用意し、電話がつながりやすく、的確・迅速なサービスを行なえる体制を整えています。
Webサイトからのお問い合わせでは、お客様が質問を入力すると、関連する複数のFAQ(よくあるご質問)を表示し、ご質問に迅速に対応できるよう努めています。
また、FacebookなどのSNSを通じて、季節の変わり目などに各種お役立ち情報を発信し、関連のFAQへ誘導するなどの取組みを行っています。

喫緊の社会課題でもある「地球温暖化対策」や「脱炭素化」に向けたESG活動の一環として、主に自治体や法人・企業と連携し「環境教育」をテーマに地域社会に対する啓発講座を受託運営しています。
またWebサイトでは、お客様に家電製品を安全・安心そして環境にやさしい使い方でお使いいただくための情報を「家電情報ポケット」として提供しています。

6. お客様・社会の要望を踏まえた改善・開発

パナソニックは、お客様の声(Voice Of Customer =VOC)をさまざまな方法で分析し、事業活動の改善に役立てています。

当社グループでは、商品が環境に与える影響を企画・設計段階から事前評価する製品環境アセスメントをもとに、環境性能を向上させた商品・サ ービスをグリーンプロダクツ(GP)と認定しています。

ユニバーサルデザインとは“人と社会を想いやる想像力”そのものであると考えます。私たちは、人と社会を見つめ、くらしをアップデートし続けます。

※社内において「消費者」を「お客様」に読み替えて運用する場合があります。