ものづくりイズム館 企画展 Technics「音楽」×「技術」 2022年7月7日(木曜日)~12月10日(土曜日)

松下電器産業(現パナソニック)の高級オーディオ機器ブランドとして1965年に誕生したテクニクス(Technics)は、「音楽再生の限界への挑戦」をコンセプトに、数々の製品を世の中に送り出してきました。おかげさまで、発売以来50年以上の長きに亘って、世界中のオーディオファンの皆さまに愛され続けています。今回、オーディオ機器を「楽器」に変えたと言われているダイレクトドライブターンテーブル「SL-1200」の発売50周年を記念して、これまでテクニクスが紡いできた歴史を辿ります。

協力:パナソニック株式会社 テクニクスブランド事業推進室

企画展を解説した動画も公開しています。

テクニクス 誕生前の名機

当社初の(音楽再生用)オーディオ機器は、1936年に発売されたモノラルの電蓄(GR-100)でした。
このコーナーでは、それからテクニクスブランドが誕生するまでの間で、特に人々の注目を集めた2つの名機をご紹介します。

-1954年発売 フルレンジスピーカーユニット
                              「ゲンコツ」8P-W1
-1964年発売 アンサンブルステレオ
                              「飛鳥」SE-200

テクニクス 歴史を紡いだ製品

1965年に発売された密閉型2ウェイ2スピーカーシステム「Technics1」から、テクニクスブランドの歴史がはじまりました。それから半世紀以上の間、それぞれの時代の「音楽」と向き合い、最新の「技術」を駆使して作り上げてきた、テクニクス製品の歴史を、商品年表と実機にてご覧いただけます。

音楽の感動がある限り、挑戦は続く

テクニクスブランドは、2008年発売のターンテーブル「SL-1200MK6」を最後に、2010年に休止しました。
しかし、高品位再生に関する研究はその後も継続しており、そこに、ハイレゾリューションオーディオの普及、多様な音楽の楽しみ方の定着といった外的環境の進展に、世界中のファンの思いや、関係者たちの熱意が加わり、2014年、テクニクスの「復活」が発表されました。
リファレンスシステムを展示、ご紹介しています。

DJとともに進化したSL-1200シリーズ
誕生から50年の軌跡

SL-1200が誕生してから、2022年で50周年を迎えました。オーディオ機器を「楽器」に変えたと言われている、このダイレクトドライブターンテーブルの変遷を、それぞれの時代の機器が彩った、ディスコシーンの写真と一緒にご紹介します。
会場には、2022年春に発売されたSL-1200シリーズ発売50周年記念限定モデル、SL-1200M7L 全7色を展示しています。

【関連リンク】
・テクニクス https://jp.technics.com/
・ダイレクトドライブターンテーブルシステム SL-1200M7L https://jp.technics.com/products/1200m7l/

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