経営理念特別展「自主責任経営に徹する~松下グループの経営者たち~」

松下幸之助歴史館 経営理念特別展「自主責任経営に徹する~松下グループの経営者たち~」

2022年2月10日(木曜日)まで会期を延長

現在、松下幸之助歴史館では、経営理念特別展「自主責任経営に徹する~松下グループの経営者たち~」を開催しております。パナソニックは、来年4月の持株会社制への移行に向け、10月1日より新たな「事業会社制」が実質的にスタートしました。それぞれの事業会社が「自主責任経営」に徹し、すべての事業において、攻めるべき領域に集中し、徹底的に競争力をつけていくことを目指しています。
本特別展では、各社がそれぞれに個性を持った経営を進めながらも、グループ全体が同じ経営理念で強く結ばれ、「松下連邦経営」とも称された時代にスポットを当て、グループの発展を支えてきた経営者たちが、自主独立の精神で進めた経営の姿を紹介しています。

専業で強くなる

企業経営は常に厳しい競争場裡にさらされている。そういう中で、持てる力をいくつかの仕事に分散して、そのそれぞれの分野において他よりすぐれた仕事をしていくということは、実際にはきわめてむずかしい。しかし、すべてを一つの仕事に集中してやっていくならば、そこから他に負けない成果を生み出すこともできやすくなってくる。
私は、基本的には、持てる経営力、技術力、資金力といったものをすべて一つの仕事に集中して、そのかわり、その分野についてはどこにも負けないといった姿をめざしていくことがより好ましいと思う。

松下幸之助
(1978年 PHP研究所「実践経営哲学」より)

松下グループの経営者たち

1950年代から70年代、松下電器はエレクトロニクスメーカーとして業容を拡大する過程で、事業の拡大に伴い専門細分化を進め、松下グループに会社組織が相次いで設立されました。創業者の指導の下、同じ経営理念と「ナショナル」ブランドを共有しながら、各社の経営者は、自主責任経営によって特徴ある経営を進め、松下グループの発展を支えました。本企画展では、その中の9社10名にスポットをあて紹介しています。

小川守正氏が実践した「自主責任経営」

このコーナーでは、小川守正氏が電子レンジ事業部長時代に自主責任経営を実践した姿を掘り下げ、自著である「実践経営学-松下幸之助に学んだ自主責任経営とは―(PHP研究所)」に込められているメッセージの一端を紹介しています。

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