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An Image of...

An Image of … はあなたの頭の中に広がる世界を手の形や動き、速さをもとに表すインタラクティブな参加型映像作品です。⾬が降る、雲がうまれる、飛行機が⾶ぶ…といった表現をそれぞれ⽇本手話で表すと、目の前に⾃分の表したいものの造形が描かれていきます。手で雲のかたちをつくると共にスクリーン上に雲のビジュアルが⽣まれ、手の動かすスピードや量に応じて ⾬が降り、手の動きに応じて⾶⾏機が⾶んでいく…。

あなたの頭の中にうまれたイメージの世界を手にのせて、あなた自身が表し手となることで作品ができあがります。作品を体験した帰り道には、手にうまれた飛行機を空や街に飛ばし、誰かと一緒に雲をつくりあい、雨を机に降らせてみましょう。頭の中の世界はまた、あなたの手を通して、現実の世界に重ねたり、誰かと伝えあうことでさらに広がっていくことでしょう。

手話:日本語や英語のような主に音声を媒体とする言語(音声言語)とは異なり、手や顔、上体の動きなどを媒体とする言語(視覚言語)です。音声言語と同様に国や地域によって文法が異なります。

クリエイターからのコメント

コンセプト

An Image of … は、幼い頃、手話で話す両親とともに様々な想像の世界を手であらわして遊んでいたことがきっかけでうまれた作品です。飛行機を手で表して本の上に着陸させたり、ピースサインを下に向けてちいさな人をつくり、野菜の上を歩いてみたり。手話がうみだすイメージの世界は、頭の中の想像の世界をありありとその場に浮かべていきます。あなたの手が飛行機になり、雨を降らせ、雲をうむ、その身体とイメージの感覚をお楽しみください。

 

感じて欲しいこと、伝えたいこと

私たちの祖先が様々な工夫を凝らし伝えあうことで、言語はうまれました。音声からなる言語と視覚と身体からなる言語。そのそれぞれにはどんな広がりがあるのでしょう。頭の中の世界や体で感じた感覚を、誰かに伝えるにはどうしたらいいのでしょう。多様な言語からなる思考は、私たちの世界を広げ、メディアもまたその可能性を広げていきます。センサーで取得される手の動きが、アニメーションとなって投影される、その先にどんな新しい想像の広がりや発見があるでしょうか。

 

メッセージ

あなた自身の感覚や体の中にうまれるもの、そしてその伝達の可能性は、まだまだ創造の可能性に満ちています。昨日みた夢を映像のままに伝えるには?雨の降るスピードをみたままに伝えるには?つたえあいの工夫から発見できる互いの世界をぜひ楽しんでみてください。

 

制作年:2021年
素材:コンピューター、プロジェクター、ジェスチャーセンサー
グラフィック・演出:宮本拓真
特別協力:異言語Lab.

クリエイター

顔写真:(左)和田夏実(右)筧康明

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