写真:気流を生み出す空気の展示 写真:気流を生み出す空気の展示

気流を生み出す空気

ファンが回っているのに、風車が回らない容器があるのはなぜでしょうか?そうですね。真空ポンプによって、容器の中の空気がなくなった(真空状態になった)からです。「風」は目に見えないですが、実は空気の流れです。空気がなくなったら、ファンがどんなに回転しても、風の流れを作ることができません。

floatioが送る風は、コンピューターによってその強さや向きがコントロールされています。ファンが作り出した風から受ける力で、リンゴ(発砲スチロール)の重さを上手に支えているのですね。

身近な事例

ところで地球にファンはついていません。自然の「風」はどこからくるのでしょう? 私たちは感じませんが、じつは空気自身はいつも「おしくらまんじゅう」のように互いを押しあっています。この力が意外と強力です。風車が回らない方のガラス容器はとても分厚かったですよね。中が真空になったとき、外の空気に押しつぶされないよう、こんなに丈夫な構造が必要なのです。

このとき、まわりの空気から受ける圧力を大気圧といいます。地球の自転や太陽光の熱など、さまざまな理由で大気圧が変わると、気圧の高い場所から低い場所へと空気が押し出され、風がふくのです。

画像は「マクデブルクの半球」と呼ばれる実験のもの。銅でつくられた半球を引きはなすには、両側から8頭ずつの馬で引っ張りあってようやく離れたそうです。大気圧の大きさがわかりますね。

協力:東京理科大学教授 川村 康文

マクデブルクの半球実験のイラスト

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