資源の循環
「資源の循環」エリアでは、くらしの中で限りある資源を有効利用するにはどうしたらよいのかを、体験展示や、パナソニックグループの工場や製品・サービスなど具体的な取り組みの紹介展示を通して考えていきます。
限りある資源を上手に使うためには?
今までごみとして捨てていたものを資源として繰り返し使う「循環」が大切です。
みんなでエネルギーの使い方や資源の循環を考えてみましょう。
こちらでは、今までごみとして捨てていたものを資源としてくり返し使う「資源の循環」が大切であること、
それらはCO2削減にもつながることを学びます。
子どもたちは、新たな観点で、自分には何ができるか?を考えるようになります。
ものをていねいに使えば、ごみが減る!?
ものをていねいに長く使うことは、ごみの削減や限りある資源を大切に使うことにつながります。
たとえば、エアコンは汚れを放置すると、能力が低下して多くのエネルギーを使ったり、製品の寿命が短くなったりするので、定期的にメンテナンスすることが大切です。
だからこそパナソニックは、「エアコンクリーニングサービス」に取り組んでいます。
エアコンを買った時期や運転時間などの情報をもとに、クリーニングの必要なタイミングをお知らせするサービスです。
お客様に長く、安心して商品を使い続けてもらうことに取り組んでいます。
もののシェアで、みんなも資源循環の仲間入り!?
私たちは、これまで消費者として商品を買う・使う・捨てる、という行動を繰り返してきました。
使う回数が少ない商品は、置き場所に困ったり、簡単に捨ててしまったり、ひとりで持っているといろいろなムダがあります。
最近では、必要な時に必要なものを借りるのが良い、という考え方が広がってきています。
だからこそパナソニックは「賃貸住宅向けの家電サブスクサービス」に取り組んでいます。
家電があらかじめ備えつけられた賃貸住宅で、引っ越ししたその日から、便利な先進家電が利用できます。
メーカーによる適切な修理で、長く家電を使えるようにして、家電廃棄の削減に貢献する、地球環境にもやさしいサービスです。
※サブスクサービス:サブスクリプションサービスの略。製品やサービスなど、一定期間の利用に対して、代金を支払う方式
捨てられていたごみから、プラスチックに代わるものができる!?
廃棄による海洋汚染の問題から使用量を減らす取り組みが進んでいるプラスチック。
原料に石油を使い、製造過程やごみとして焼却するときに多くのCO2(二酸化炭素)を出すことから、リサイクルによる再利用や、原料をほかの素材に変えることが求められています。
だからこそパナソニックは、「セルロースファイバー」樹脂に取り組んでいます。
間伐材や廃材などの植物資源からつくった材料を混ぜることで、石油の使用量を減らしたエコな素材です。
石油由来よりも強く、掃除機の部品として利用しています。
家電や日用品など用途を広げ、石油使用量をさらに減らした素材の開発で、枯渇性資源の使用削減を目指します。
ひらめき次第でごみが新しい商品に!?
使えなくなったものや、使わなくなったものは、捨てるとごみになり、再資源化するためにはエネルギーが必要です。
製品の形状や素材をそのまま活かして、デザインやアイデアで新しい価値をつけて再生させる、アップサイクルという考えが注目されています。
だからこそパナソニックは、工場端材活用プロジェクトに取り組んでいます。
製造工程で発生する資源(工場端材)をムダにしないために、そのまま使い、新しいモノを生み出すプロジェクトに取り組んでいます。
端材の形など情報を公開し、いろいろな人たちに利用方法を考えてもらう仕組みをつくり、社会全体で資源を循環することを目指しています。
正しく分ければ、ごみだってお宝に!?
使わなくなった家電には、金属類やプラスチックなど、もう一度使える資源が眠っていて、じつはお宝の山!
とくに「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」には再利用できる資源が多くあるので、使用した人が正しく処分することが大切です。
だからこそパナソニックは「家電リサイクル」に取り組んでいます。
メーカーとして商品をつくるだけではなく、使い終わった家電の中から資源をていねいに取り出し、新しい商品の材料として活用していきます。
これによって、限りある資源を大切にして、CO2の排出量削減にも貢献しています。