リスーピアとは
2006年8月5日、パナソニックは、パナソニックセンター東京内に理科・数学のおもしろさ、すばらしさを体験できる施設として「リスーピア」を開設いたしました。
当時、日本の子どもたちの理科・数学に対する関心が薄れ、それに呼応するように、以前は世界に誇っていた「理数力」が年々低下しているとの指摘もあり、日本の将来にとって由々しきことだと強い危機感を覚えました。
天然資源が乏しい日本は、「ものづくり」や「技術」で世界をリードしてきました。
それを支えるのは、優秀な理数系の人たちであり、このまま理数力低下が続けば技術者の絶対的不足が迫ってきます。それは国力低下に直結するのです。
こうした危機感の中で、理数力低下に歯止めをかけるために、教育界などさまざまな場で検討されていましたが、私たちも企業市民として、微力ながらお役に立ちたい、こどもたちのみならず、先生方、保護者の皆様はじめ、より多くの方々にご覧いただき、理科・数学の関心が社会全体として高まる、ささやかなきっかけとなれば、と考えて開設したのが「リスーピア」です。
オープン以来、14年間にわたり累計約460万人のお客様にご来館いただきました。
これまで世界中・日本各地よりご来館いただいた子どもたちや先生方、学校教育関係者、運営を支えてくださった関係者のみなさまに心より御礼申し上げます。
この理数ミュージアム「リスーピア」は、2020年12月27日(日曜日)をもって閉館いたしました。
今まで皆様に理数の理解を深め、お楽しみいただいた展示やコンテンツの数々を、今後もお楽しみいただきたく、「リスーピアアーカイブス」サイトとして残してまいります。
これまでのリスーピアファンの皆様にも、今後初めてこのサイトを訪れる皆様にも、「理科・数学(算数)の不思議」発見の旅が続きますよう、おうちで楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。
そして、「リスーピア」の理念を引き継いだ新施設「AkeruE(アケルエ)」が2021年4月にオープンいたしました。
この施設では、展示や活動を通じて、新しい学習指導要領のポイントでもある、新しい時代に必要な資質・能力を培えるような体験を提供し、STEAM教育が示す幅広く横断的なテーマを扱います。子どもたちの創造性あふれる行動を支援するとともに、次代を担う人材の育成支援活動を通じて、パナソニックはこれからも社会に貢献していきます。
引き続き、皆様のご支援をお願い申し上げます。
数字で振り返るリスーピア
※2020年11月1日時点の数値
グランドフィナーレ
リスーピアが閉館した2020年12月27日(日曜日)に開催されたワークショップや、リスーピアが幕を閉じる瞬間を見守るライブ配信イベントを行いました。
その様子をご覧ください。
「グランドフィナーレ」ライブ配信
リスーピアが閉館した2020年12月27日(日曜日)にライブ配信した「グランドフィナーレ」の様子をご覧ください。
リスーピア最後の日 ~それぞれの思いを込めて~
長年、リスーピアの運営を支えていただいた様々な関係者の方々が、それぞれの思いを込めて迎えた、リスーピアの最終日。
その様子を一つの動画としてお届けします。