1969年(昭和44年)

「松下電器技術展」を開催

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各界の権威者を招き、世界的な開発成果を披露した「松下電器技術展」

率直な評価や要望を求めて技術を公開

1960年代後半から、日本経済は新たな発展期に入った。パナソニックも経営各面にわたり、大きな飛躍を見たが、とくに技術開発面での伸展は著しく、創業50周年を契機に新技術、新製品の開発を意欲的に進め、次つぎと世界的な成果を生み出していた。

これらをさらに応用化、システム化して、現実の家庭生活、社会生活に役立てるために、パナソニックの技術を広く一般に公開し、率直な評価や要望を求めることになった。そこで1969年4月に「松下電器技術館」を中央研究所西館に開設したのに続き、9月に「第1回松下電器技術展」を東京で5日間開催した。

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恒久施設として、中央研究所内に開設された松下電器技術館の内部

「技術展」には、エレクトロニクスを中心に、部品・材料から機器・システムにいたる世界的な開発成果を56ブースで展示・実演し、学界、官公庁、企業の研究機関、報道関係者、文化人など各界の権威者に披露した。入場者は15,000人を超えた。

人気を集めたのは、ホーム・ファクシミリ、未来のテレビといわれた壁掛けテレビEL映像表示装置、PCM圧電素子、MPSダイオードなどであった。

その後「技術展」は数回に渡って開催され、「技術のパナソニック」の声価を高めた。また1981年にシカゴで開催した「米国・松下電器展」はエレクトロニクスによる日米友好のきずなをさらに強める催しとして好評を博した。