■15歳 五代を辞める
15歳を過ぎた幸之助に一大転機が訪れます。大阪の街を走り始めた路面電車の姿に電気の時代の到来を感じた幸之助は、世話 になった音吉夫妻には誠にすまないという気持ちにさいなまれつつも、意を決して店を飛び出し、関西電力の前身、大阪電燈の内線工を志願するのでした。