実験番号031  手作り天体望遠鏡を作ろう!

作るのがむずかしそうな天体望遠鏡が、100円ショップでも揃えられる材料で手軽に作れるよ!今の一般的な天体望遠鏡で用いられている、「ケプラー式」の天体望遠鏡作りにトライしてみよう!

「ケプラー式」の天体望遠鏡

天体望遠鏡って、高価だし作るのもむずかしそう!と、思っているきみ。 実は身近にあるものや100円ショップなどで揃えられる材料で、手軽に天体望遠鏡が作れるんだよ。今回作るのは、レンズの真ん中がふくらんでいる凸レンズを2カ所(接眼レンズと対物レンズ)で使うケプラー式天体望遠鏡。凸レンズである老眼鏡とルーペを使って作ってみよう!そして天体望遠鏡の仕組みも探ってみよう!

※危険なので、天体望遠鏡やルーペ、老眼鏡で絶対に太陽をのぞかないでね!

実験で使うものをチェックしよう!  使うもの  老眼鏡(度数+2.5) ルーペ(倍率4倍)3個  黒い厚紙(片面だけ黒でもOK  ない場合は片面を黒くぬる)B4サイズ2枚  鉛筆  カッター  定規  両面テープ  ビニールテープ  仕上げ用の好きな色の紙やカラーペン、シールなど   ※その他、仕上げ用のシールや好きな色の紙やカラーペンなど

※倍率をより高めたい場合はルーペを1〜2個増やしてね。


材料集め

老眼鏡やルーペ、黒い厚紙など、ほとんど100円ショップでも販売されているよ。おとなの人と相談して材料を集めてみよう!


注意!

※天体望遠鏡や老眼鏡、ルーペで絶対に太陽を見ないこと。
※老眼鏡のレンズやつるをはずす場合は、おうちの人にやってもらおう。
※天体望遠鏡をひなたに置いたままにしないこと。レンズを使っているので火が出る危険があるよ。
※カッターナイフを使う時は、手を切らないように気をつけよう。

やり方(1)~(6)の順番にやってみよう!を押すとつぎのページがみれるよ!

やり方(1)まず天体望遠鏡の筒になる部分を作ります。筒の長さを調節して使えるように、黒い厚紙でAと、AにセットしてスライドさせるAより少し幅のサイズが小さいBの筒を作ります。  ①黒い厚紙に、展開図の印を鉛筆で付けます。円の部分は用意した老眼鏡やルーペのレンズより少し小さいサイズにします。 (展開図掲載予定) ②展開図の外側部分とレンズを貼る円の部分を、定規を当てながらカッターで切り取ります。   ここまでわかったら、>ボタンでつぎのページをみよう!
やり方(2)展開図 A(外側の筒) B(内側の筒) ここまでわかったら、>ボタンでつぎのページをみよう!
やり方(3)  ③直線にそって折ります。黒い厚紙が片面だけ黒い場合は、黒い面が内側にくるようにします。※筒の内側を黒くするのは光のむだな反射を防ぐためだよ。  (説明イラスト掲載予定)  ④のりしろ部分に両面テープを貼り付け、箱型に組み立てます。  ここまでわかったら、>ボタンでつぎのページをみよう!
老眼鏡のレンズとルーペを筒に取り付けます。   ⑤ルーペ3個をテープで貼り付け、固定します。  ※貼る前にレンズの汚れやほこりを取りましょう。  ⑥老眼鏡のレンズまたはつるをはずせる場合は、はずします。 ※老眼鏡のレンズをはずしたり、レンズをはずせなくてつるをドライバーではずしたりする場合は、おうちの人にやってもらいましょう。(はずさなくてもレンズを取り付ける面のサイズを小さくすれば望遠鏡は作れます。) ここまでわかったら、>ボタンでつぎのページをみよう!
やり方(5)  ⑦箱の外側に図のようにAには老眼鏡のレンズを、Bには3個貼り付けたルーペをビニールテープで付けます。 (説明イラスト掲載予定)  いよいよ最終段階! ⑧Aの筒の中にBの筒を入れて、Bの筒をスライドできる状態にしたら、完成!  ここまでわかったら、>ボタンでつぎのページをみよう!
やり方(6)さらに、Aの筒にシールや紙を貼ったり絵を描いたりして、自分だけの天体望遠鏡に仕上げてもいいですね!   ⑨Bの箱のルーペを重ねた部分をのぞいて、ピントが合うように長さを動かして調節し、遠くの景色や木、月などを観察してみましょう!月は満月や満月前後の月が観察しやすいです。  自分だけの天体望遠鏡に仕上がったかな?完成したら観察しよう! ※倍率を高めてルーペを4?5個使う場合は、観測する時に手ブレしやすくなるので 、三脚やガムテームなどを使って天体望遠鏡を固定するといいよ。さあ、遠くの景色や月などを観察してみましょう! もしわからなくなったら、>ボタンではじめのページからみてね!
実験のポイントはココ!  小さい方の筒の幅を小さくしすぎると2本の筒をスライドさせる時安定しないので注意! 景色を見る時ピントを合わせるのがむずかしいけど、おちついてトライしてみよう!