補助金要件となる蓄電システム筐体の押しつぶし試験に対応可能です
2022年1月25日
今回は、大型圧縮試験機を有効活用した「蓄電システム筐体の押しつぶし試験」についてご紹介します。
国内の新規事業創出に向けた取組みとして、数年前より、経済産業省の管轄で一般財団法人、環境共創イニシアチブ(SII)が事務局となりリチウムイオン蓄電システムの普及に向けた補助金制度が運用されてきました。
SIIの補助金を受けるための要件として、 “震災対策基準”への適合性の確認が必須となりますが、その一つとして、蓄電システムの押しつぶし試験が挙げられます。
当社では、認定試験前の予備試験及び認証機関立ち会いの元、SIIが制定する蓄電システムの押しつぶし試験が可能です。
●蓄電システムの押しつぶし試験
・試験方法
蓄電システムの筐体天面に対して、平板で50kNの荷重を10分間加圧した状態で蓄電システムが変形しないことを確認する。
・判定基準
蓄電システムの筐体について、天面・底面間での変形が1%以内である事を確認する。(試験数:1個)
例:蓄電システム筐体の高さ:1,000mm
圧縮する際、平板を下げる始めるスタート地点を0として 50kNまで10分間加圧し、その際の変位量を確認する。
⇒10mm(1%)以上の変形がなければクリアとなる。
■最大圧縮荷重:100kN(10t)
■試験速度 :0.1~500mm/min
■テーブル寸法:W1600×D2500×H2500(mm)
信頼性ソリューション部では、大型圧縮試験機を活用した蓄電システム筐体の押しつぶし試験を始め、大型商品の梱包圧縮試験、その他、最先端の振動評価規格にも対応しながらお客様の課題に対して適切な解決方法を提案致します。
各種機械的信頼性評価項目につきましてお気軽にご相談下さい。
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