振動試験・衝撃試験(受託試験・測定サービス)

振動や衝撃にも揺るがない信頼性を受託試験で確かなものに

多岐に渡る産業分野の製品の設計開発において、市場環境の多様化、短納期化、品質要求の高度化が進む中、以下のような課題に
直面していませんか?

車
基板
運送
空輸
データ
困っているベテラン社員
  • 製品の振動、衝撃耐性が不十分で、市場クレームや故障リスクが懸念される。
  • 製品開発期間が限られており、試作や評価の効率化が求められている。
  • CAE解析はしているが、実測データとの整合性が取れず、設計判断に不安が残る。

これらの課題は、製品の信頼性、安全性、市場競争力に直結します。振動試験や衝撃試験は破壊を伴うため、非破壊で動的な挙動を
可視化することも重要です。

  • 現場の振動環境を正確に再現し、 製品の弱点を早期に発見、改善をサポート。
  • 試験結果をもとに、振動、衝撃耐性に優れた構造、材料、設計の改善提案をサポート。
  • 実測データとCAEを組み合わせ、設計の妥当性検証によるモデル精度の向上をサポート。
プロダクト解析センターで試験をするメリットを紹介する男性

プロダクト解析センターでは、パナソニックグループで培った知見と実績を活かし、振動試験・衝撃試験の受託試験を中心とした測定サービス、品質評価ソリューションを提供しています。

受託試験事例 設備紹介

3軸複合振動試験機

  • 車載ECUの3軸振動耐久試験
  • スマートフォン部品の多方向振動評価

大型振動試験機

  • 産業用機器筐体の振動耐性評価
  • 大型梱包材の輸送振動試験

複合振動試験機

  • 温湿度環境下での車載センサー振動試験
  • 電子基板、小型衛星の複合環境試験

落下衝撃試験機

  • 医療機器筐体の耐衝撃試験
  • スマートウォッチの落下衝撃評価

※その他の設備の仕様についてはこちら

多様な試験装置を保有し、自動車、家電、産業機器など幅広い業界の部品から完成品まで、最適な
試験条件にて振動、衝撃耐久性評価、輸送振動試験実施。

振動試験 衝撃試験 サービス概要と強み

規格準拠の信頼性評価

各種産業機器の規格試験を始め、市場環境の再現を含めた評価により信頼性を評価。

  • <参考規格>
  • 電気・電子機器業界 JIS C 60068-2-6 正弦波振動試験(Fc)
  • 包装・物流業界   JIS Z 0232包装貨物 振動試験方法

規格がない振動試験条件の導出

加速度、変位、ひずみ等の実測データを取得し、最適な振動条件を設定。

カスタマイズによる試験プランの提供

製品の仕様や開発フェーズに応じた最適な試験条件、評価項目、推進スケジュールの設計。

治具設計の技術支援

振動伝達効率や共振特性を考慮した、最適な治具設計をサポート。

技術者向け試験レポートの提供

波形データ・スペクトル解析・画像などを含む詳細レポートを迅速に納品。

高精度な実測データによるCAE解析の妥当性検証

解析結果の信頼性向上と試作の削減によるコスト低減、設計段階での課題抽出が可能。


 企画構想→研究開発→商品設計→試作実験→品質評価→量産
製品開発のプロセス

受託試験・ソリューション事例

事例①:市場環境にマッチした振動・衝撃試験条件の開発

市場環境(車載関連)→現場計測・データ収集・解析→振動試験

事例②:グローバルの物流環境にマッチした輸送振動評価方法の開発

APIN~チェンナイ (約1850km:トラック輸送5日間)
APIN~チェンナイ (約1850km:トラック輸送5日間)
周波数分析→ランダム振動試験条件の開発→試験実施
周波数分析→ランダム振動試験条件の開発→試験実施

現場の振動データを収集・解析し、再現試験条件を導出。

事例③:非接触×非破壊で動的挙動(振動、変位、ひずみ)を高精度に可視化

3軸ランダム振動中のハイスピードDIC計測イメージ

3軸ランダム振動中の実測データ

3軸ランダム振動中の実測データ

※デジタル画像相関法
(DIC:Digital Image Correlation)

妥当性検討 固有振動数 形状変化 振動モード ひずみ分布
シミュレーション(CAE)

シミュレーション
(CAE)

定量的な実測値により、構造物の弱点抽出、シミュレーションの妥当性検証が可能。

振動試験、衝撃試験のフロー

※下記フローは一例です。

お問い合わせ

専任担当による一括対応
ご相談から実施・完了・フォローまでを対応。

打ち合わせ
試験費用お見積り

柔軟な試験品受け渡し
ご都合に応じた受け渡し方法に対応。

試験サンプル受け渡し

試験の実施(立ち会い可能)
現場での立会いにより、スムーズな推進が可能。

品質評価実施

レポート内容の調整
ご要望に応じて内容確認・調整可能。
納期目安:2週間~

レポート送付

よくある質問(FAQ)

Q. 振動試験はどの段階で実施すべきですか?

A. 試作実験、品質評価の段階で実施するのが基本となります。

Q. 試験条件の設定に不安があります。

A. 製品仕様や使用環境に応じて、専任の技術者が最適な試験条件をご提案します。

Q. レポートはどのような形式ですか?

A. 評価設備、試験条件、振動波形、PSD(ランダム振動条件)チャート、設備への据え付け時の画像を記載したレポートをPDF形式で納品します。

Q. 振動試験で取得できるデータは何ですか?

A. 加速度、変位、周波数応答、共振点等の物理データが取得可能です。微小領域においては、ハイスピードDIC
(ソリューション事例③)を用いる事で非接触で変位とひずみが測定出来ます。

Q. 評価設備の見学や事前相談は出来ますか?

A. 可能です。事前の技術相談や設備見学も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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