KWN Global SUMMIT 2024

世界各国の子どもたちが参加するKWNグローバルサミット2024が、今年も昨年に引き続きオンラインで開催されました。
今年は世界の異なる文化の学びと交流のコンテンツとして「世界のじゃんけん」を実施。
また、今年から新たなアワードが1つ追加され、合計4つとなったアワードの優秀作品の発表などが実施されました。


エントリー作品/結果発表


プライマリー(小学生)部門


A Realisation For Life

昔、ひどく甘やかされて育った少年は口に合わないものは何も食べようとしなかった。彼の両親は感謝の気持ちを持たない彼を貧しい人々を助けるプログラムに参加させた。そこで貧しい人々の苦労を目の当たりにした少年は旅を終えた後、何を学んだのか...。


カンボジア


Singapore Cambodia International Academy

Blind people and inequality

目の不自由な人や弱い立場にある人たちは、私達の無知や怠慢から生まれる不便に度々直面しています。目の不自由な人たちの状況や彼らの生活を支援する方法を紹介し、より多くの人々がより良い社会の構築に協力することを目指します。


中国


Beijing Haidian Foreign Language Experimental School




Road to Gender Equality

インドで生まれ育った女の子の話です。
私達は男女平等の重要性について学びました。その実現のためには、固定観念に挑戦し、偏見をなくし、誰もが実力で成功できる環境を作らなければなりません。


インド


Shalom Hills International School


パナソニックアワード

We love you all.

特別支援学級のメンバーが、嫌なことを言われた経験をきっかけに、自分たち以外の辛い思いをしている人達にも目を向けて作品を制作しました。「人はみんな違うけど、違うからこそ楽しい」とたくさんの人に思ってほしいです。


日本


Nishigaoka Elementary School


KWNキッズアワード

Silent Sacrifice: A Tale of Hunger and Hope

かつては優等生だったが最近は引きこもり孤立している兄。
新型コロナのパンデミックで悪化した経済的苦境のせいで、兄は栄養失調になっていることが発覚。弟のために、密かに自分の食事を犠牲にしていたのです・・・。


マレーシア


SJK(C) MARAN


KWNファンズアワード

Vun Art – Where life is reborn

あるドキュメンタリー映画は、「Vụn Art」という地域の団体を取り上げています。この団体は、障がい者に雇用機会を提供し、工芸用の布を見事なアート作品に再利用しています。


ベトナム


Cau Giay secondary school


プロフェッショナルアワード

Who is to blame?

教育の世界では、すべての関係者が互いに非難し合うことは賢明ではありません。私たち全員が、自分自身を向上させる意識を持つ必要があります。なぜならば、他人を変えることは難しいけれど、自分自身を変えることは可能だからです。


インドネシア


Bhakti YKKP Junior High School


KWNキッズアワード

Bat Homes

コウモリは有害な農薬の必要性を減らすことができます。
また、コウモリの糞は土壌にとって良い肥料です。だからこそ、私たちは学校のコミュニティガーデンにコウモリの家を建てて設置しました。


アメリカ


Ocean Township Intermediate School


Dear 5th Grade Me

パンデミックで学校生活の大切な思い出を奪われた私たちは学校での素晴らしい未来のための舞台を作ることを目指します。
この映画は、反省、受容、ノスタルジー、そして、より大きく、より良く、より明るい未来への希望を描いています!


ブラジル


American School of Campinas




セカンダリー(中高生)部門


Living in Poverty

カンボジアの貧困問題にフォーカスしました。清潔な水や教育、医療の不足といった生活を描き、貧困の厳しい現実と改善の希望を伝えます。カンボジアの人々を助けるための世界的な支援と介入の必要性を促しました。


カンボジア


Pannasastra International School

Start a Green Life from the Choice of Materials

私たちは先祖代々の地球を受け継いでいるのではなく、子供たちから借りているのです。地球を守り、地球上のすべての生命を守るため、 意識的に素材を選ぶことで、持続可能な暮らしを始めましょう。


中国


Beijing Haidian Foreign Language Experimental School




SDG Rewind Episode 16

架空のシリーズ「SDGs Rewind」の第16話を制作するにあたり、私たちは「平和」「正義」「強い制度」に焦点を当てました。これらの目標がない世界を描くことで、その重要性を強調し、視聴者が行動を起こすきっかけとなることを目指しています。


インド


Lotus Valley International School


プロフェッショナルアワード

Coming Back Home

震災当時産まれたばかりだった私たちは震災の記憶がありません。しかし、風評被害や廃炉作業など、震災の影響を今も感じています。そのため、震災の出来事を学び、考え、行動しました。このビデオを通じて、どこでも起こりうる災害について考えてほしいです。


日本


Chuodai Minami JHS



A Little HERO

この作品は、関心のない人々、特に同世代の学生にSDGsを知ってもらうために制作しました。
多くの高校生が大学受験や部活動に必死に取り組む一方で、同じようにSDGsに取り組む人は少ないと感じています。私たち自身も最初はSDGsに関心がありませんでしたが、制作のためのリサーチで初めて理解した側面が多くありました。


日本


Miyazaki Nihon University High School



KWNファンズアワード

I AM NOT ALONE

マレーシアにある特別支援学校の周囲と環境に初めて触れた障害のある子供を中心に展開するドキュメンタリーです。あらゆる困難には必ず解決策があります。それを解放するには楽観的で忍耐強く、人生の課題に立ち向かう決意をしなければなりません。


マレーシア


SMK KUALA BESUT





Thuong

これは音楽を愛する若い学生であるトゥオンと、彼女の母親とのコミュニケーションについての映画です。異なる視点が衝突する中、二人は自己発見と理解の旅に出ます。


ベトナム


Archimedes Dong Anh high school


パナソニックアワード

14 Days of May

この映画の物語は、「メイ」という名の少女が学校の生徒会長になることを目指すところから始まる。
しかし、クラスメイトたちは、女性がリーダーになるのはふさわしくないと考え、彼女をあざける。それを知った彼女は、男性だけでなく女性もリーダーになれることを皆に示したいと感じた。


インドネシア


AL FALAH DARUSSALAM LOWER SECONDARY SCHOOL


プロフェッショナルアワード

KAHILOM (Silence)

自分ではどうしようもない問題で同級生を差別したり。ゴミを分別しない生徒が度々見られたり。作品では悪い行いを正そうと努力する姿を通して、仲間を尊重し、私たちが愛する母なる地球の環境を大切にすることの大切さを伝えます。


フィリピン


Regional Lead School for the Arts in Angono



"Homeless, Not Helpless"

私たちがアメリカのホームレス問題に関するドキュメンタリーを制作した目的は、個人や家族が直面する厳しい現実を明らかにすることでした。
この作品は、ホームレスの影響を受けている人々に人間味を与え、既存の政策や支援システムの欠点を浮き彫りにします。


アメリカ


Moorestown High School


KWNキッズアワード

School Pressure

学校のプレッシャーから不安を感じる学生は多いです。
精神疾患に対する偏見が減ったとはいえ、今でも心療内科に行くことが難しい人もいます。私達は必要なときに助けを求めることの重要性を伝えます。


ブラジル


Notre Dame Campinas



A Dream

ジェンダー平等は単なる目標ではなく、必要不可欠なものです。
すべての男性と女性を尊重し、大切にしましょう。
私たちの声を一つにして、すべての人の権利が守られる世界を創りましょう。


UAE


Elite Private School




KWN GLOBAL SUMMIT2024
10月26日(土)日本時間21時~
世界11カ国がオンラインで参加しました




KWNグローバルサミット2024の概要


各国紹介


日本の21時はアメリカの朝8時。
世界各国の時差や言葉の違いを感じながら、サミット参加各国を紹介します。


世界の異なる文化の学びと体験​


世界共通のコンテンツでありながら、国や地域でそのルールや呼び方が異なる『じゃんけん』。
じゃんけんの違いを通じて、子どもたちは楽しみながら異なる文化を学び、理解を深めます。


各アワード受賞校の発表 ​

グローバルサミットでは、各国の代表作品の中から優秀作品を選出し、以下の4つの賞を発表します。


KWNキッズアワード
“KWN Kids Award”

サミットに参加している子どもたち同士の投票で、選出されます。

パナソニックアワード
“Panasonic Award”

パナソニックグループ社員の投票によって、選出されます。

KWNファンズアワード
“KWN Fans Award”

世界中のみんなによるオンライン投票で、選出されます。

プロフェッショナル​
アワード​
“Professional Award​”

映像のプロフェッショナルの投票により、選出されます。


KWN Global Summit 35周年 ​


KWN Global Summit は今年で35周年を迎えます。
KWN Global35年の歴史については、コチラをご覧ください



審査員

各国で活躍している映像・報道のプロフェッショナルをご紹介します。


ウェイン クマモト
(Wayne Kumamoto)


クリエイティブディレクター
アート ディレクターおよびデザイナーとしてキャリアをスタート。
近年はAIを活用したメディアやアートワークに注力している。
アート&デザイン教師の資格も持っており、教育にも熱心に取り組む。

オーストラリア

チン・ディン・レ・ミン
(Trinh Dinh Le Minh)


映画監督
メディア・テクノロジー・マネージメント・プログラム・ディレクター - ホアセン大学 (2017年~2023年)
フルブライト大学ベトナム・メディア芸術学講師(現在)
短編映画、ドキュメンタリー、最近では長編映画で地位を確立。

ベトナム

朴 正一(Jengil PARK)


映画監督
映画「ムイト・プラゼール」(Muito Prazer)が2022年劇場公開、現在日本国内にて配信中。
映画「雨花蓮歌」(Poems of Flower rain)がSKIP CITY Digital Cinema Festival 2024にてAudience Awardを受賞、現在海外配信に向けて準備中。

日本

マチルダ グスタフソン
(Matilda Gustafsson)


国際関係マネージャー/プロジェクトマネージャー
WACHAJACKにて映像やゲーム制作に使用されるコンセプトアートのPMとして経験を積み、国内外のアーティストのコミュニティ「BrushBunni」を立ち上げる。
現在、オリジナルアニメーション「WIST」の制作メンバーとしても活躍中。

スウェーデン


KWNグローバルサミット2024レポート

KWN グローバルサミット2024は今年もオンラインで開催されました。2024年は昨年より参加国が増え、東京を拠点に、ブラジル、中国、カンボジア、インド、インドネシア、フィリピン、マレーシア、日本、UAE、USA、ベトナムの11カ国が参加しました。
KWNを通じて映像制作に参加した460チーム、4,000人を超える参加者の代表として集まった子どもたちが、にぎやかに、グローバルな交流の時間を楽しみました。


第一部

オープニング


MCのマックスウェルさんを司会に迎え、11カ国から子どもたちが大集合!
マックスウェルさんから今回のサミットの説明を受けた後、主催者からの挨拶でKWNグローバルサミットがスタートしました。



参加国紹介


今回サミットに参加している11カ国のメンバーを1カ国ずつ紹介。
自分の国にまつわる司会からの簡単な質問に答えてもらいました。

自分の国の紹介が終わったら、次の国と画面越しにHi Five!(ハイタッチ!)
遠く離れた国のメンバーとも、オンラインでつながりを感じることができました。



世界の異なる文化の学びと交流


昨年の「挨拶リレー」に引き続き、世界の異なる文化を学ぶコーナーとして、今年は「世界のじゃんけん」を行いました。国によって違う掛け声や手のジェスチャーを学び、その後は、みんなで司会のマックスウェルさんと真剣勝負!各チームの代表がUSAの掛け声、「Rock , Paper ‚ Scissors!」でじゃんけんを行いました。



第二部


受賞作品発表


いよいよアワードの発表!
今年は部門が一つ増え、4つの部門で審査・受賞結果が発表されました。

今回受賞作品が発表された部門は以下の計4部門です。
世界中のパナソニック社員の投票によって選ばれる「パナソニックアワード」。
世界中の誰もがオンラインで投票できる「KWNファンズアワード」。
アワードにノミネートされた参加校が自国以外の作品で最も優れていると評価した作品を選ぶ「KWNキッズアワード」。
そして今回から新たに追加となった、映像のプロフェッショナルの投票により選出される「プロフェッショナルアワード」。


受賞作品発表の前にカンボジア、中国、インド、UAEのセカンダリーチームのリーダー から、映像を制作した感想、作品に込めた思いについて感想を聞きました。

受賞結果の発表はプライマリー部門、セカンダリー部門の順で行われ、発表を待つ子どもたちはみんな緊張の面持ちでした。

エンディング


最後は各国を代表してフィリピンSecondaryチームリーダーのMischkaさんが代表で締めくくりのメッセージを発表しました。
堂々と話す姿は見ている人を引き込み、最後にふさわしい素晴らしいメッセージの発表でした。



そしてKWNグローバルサミット2024は最後まで熱気に包まれつつ、エンディングを迎えました。
参加国の皆さん、お疲れ様でした!


KWNグローバルサミット2024は
YouTubeライブまたはFacebookライブでチェック!


Youtubeライブ 2024年10月26日(土)21:00~
プライマリー(小学生)部門・セカンダリー(中高生)部門

Facebookライブ2024年10月26日(土)21:00~
プライマリー(小学生)部門・セカンダリー(中高生)部門


関連情報





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