2009年(平成21年)
三洋電機(株)を子会社化
2008年12月の資本・業務提携契約時のパナソニックの大坪社長(左)と三洋電機の佐野社長(右)
2009年12月、パナソニックは公開買付けにより三洋電機の議決権株式の過半数を取得し、三洋電機を連結子会社とした。
これは、両社が一年前の2008年12月に締結した資本・業務提携契約に基づくもの。エナジー事業を新たな重点事業と位置づけた当社は、グローバルな競争環境下での成長に向け、当社の持つリソースに、三洋電機の二次電池、太陽電池などの技術を生かすことを狙いとした。また三洋電機にはエナジー関連以外にも、業務用冷凍・空調機器分野での強みもあった。
契約締結時の記者会見で、大坪社長は、厳しい経営環境の中で、両社の力を結集することで、「エナジー・エコロジー分野を核とした『家まるごと』『ビルまるごと』ソリューションが提供できる唯一無二の企業グループとして、お客様価値の最大化を目指してまいります」と述べ、この提携の意義を強調した。
この子会社化から半年後、2010年5月には、当社は太陽光事業への本格参入を表明。7月に初のコラボレーション商品として、三洋電機製の「HIT太陽電池モジュール」を搭載したPanasonicブランドの住宅用太陽光発電システムが発売された。