【在宅サポート第6弾】
いつでもご相談いただけます。AI・ロボット安全コンサルティングのご紹介
2020年5月13日
電気ソリューション部システム安全設計課の難波(孝)です。
緊急事態宣言に伴い、在宅勤務を余儀なくされている方も多くいらっしゃると思います。そのような状況の中でも実施できることの一つとして,商品開発の企画段階から開発・運用段階までプロセス全体にわたる安全および品質に関するコンサルティングの取組みをご紹介します。
近年、人と共同で作業をするロボットや、見守りなどAI技術を用いた安全機器などの需要も多くなってきました。そのような商品開発時のお困り事として、こんなご相談をよく伺います。
「どうやったら安全を担保できるの?」
「どの規格を守ったらいいの?」
「認証の取得にはどうしたらいいの?」
これらのお困りごとに対して、これまで長年にわたるロボットに関するISO国際標準やJIS国内標準規格の策定*1や、ロボット・AIの安全技術に関する開発への参画、サービスロボットの認証取得*2を通じた経験や知見を活かし、以下のような安全品質に関するコンサルティングをご提供します。
- 課題解決にロボットやAIを安全に適用できないか検討したいお客様向け
安全品質の観点での、導入に向けたコンセプト検討・規格調査・アプローチ案・知財提案をはじめとする商品企画・構想支援
- 安全なロボットやAI搭載機器を開発設計したいお客様向け
製品のリスクアセスメント、安全設計指導、機能安全開発サポート、安全性評価・試験、認証取得に向けた認証機関との交渉サポート
- ロボットやAI搭載機器の安全な運用に関する課題を解決したいお客様向け
現場の安全分析、運用プラン作成、トラブル解析、対策案検討
- 安全品質に関する人材育成や、組織力強化を図りたいお客様向け
研修・セミナの開催、開発プロセス構築支援、規格に関する調査、規格策定支援、標準化戦略策定
まずは、電子メール、またはSkypeをはじめとするオンライン会議にてご相談内容をお聞かせください(ご相談は無料です)。
その後、詳細な状況ヒアリング、ブレーンストーミング、資料・現物確認など、をさせていただく中で、課題・リスクを抽出、事例紹介とともに、対策案を導出、その実施までサポートさせて頂きます。
また、その後の評価や展開検討にもご協力させていただくことで、中長期的ビジョンの共有を図り、お客様とともに持続可能なビジネスを検討・ご提案いたします。
プロダクト解析センターでは、AI・ロボットの安全に関して、経産省、産業技術総合研究所、大学、認証機関、他の企業などとも連携しており、関連する学会や業界の動向も含めていち早く把握しており、最適な開発協力先のご紹介も可能です。
新たにAI・ロボットの商品を開発される際は、ぜひプロダクト解析センターの安全コンサルティングをご活用ください。
*1: 策定に関わった規格
ISO 13482: Safety requirement Non-medical personal care robot
ISO/TR 23482-Part 1, 2: Application of ISO 13482
--- Part 1: Safety –related test methods
--- Part 2: Application guidelines
ISO/TR 21260(2020年発行予定):
Mechanical safety data for physical or moving parts of machinery and persons
JIS B 8445:
生活支援ロボットの安全要求事項
JIS B 8446-1, 2, 3:
生活支援ロボットの安全要求事項
--- 第1部:マニピュレータを備えない静的安定,移動作業型ロボット
--- 第2部:低出力装着型身体アシストロボット
--- 第3部:倒立振子制御式搭乗型ロボット
JIS Y 1001:
サービスロボットを活用したロボットサービスの安全マネジメントシステムに関する要求事項
JIS B 9704-3(2020年改定予定):
電気的検知保護設備
--- 第3部:拡散反射形能動的光電保護装置に対する要求事項
*2: 認証を取得したロボット製品と規格
リショーネ(パナソニック株式会社) ISO 13482
HOSPI (パナソニック株式会社) ISO 13482, JIS B 8445,8446-1
ATOUN Model Y(株式会社ATOUN) ISO 13482
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