土はどんなはたらきをしているの?

土は、空気や水と同じようになくてはならないものだ。土がないと、地球上の生物は生きていけない。では、土がどんなはたらきをしているのか、調べてみよう。

土の粒(つぶ)と粒の間にはすきまがあって、そこには空気や水がふくまれている。たくさん雨が降(ふ)ると、土には雨水がしみこんで、ゆっくりと流れていく。このため、少しくらいの雨では、洪水(こうずい)にならないんだ。また、汚(よご)れた水が流れてくると土にしみこみ、細かいゴミなどは土に残って、水をきれいにするんだよ。

土は、生き物にとっては栄養の宝庫(ほうこ)であり、すみかにもなっている。植物は、土の中の養分を吸(す)って生長している。動物のフンや死がい、枯(か)れた植物などは、土の中にすんでいる微生物(びせいぶつ)によって分解(ぶんかい)される。そして土の栄養となって、植物を育てるんだ。

土を水でこねて焼くと、お皿や茶碗を作ることもできる。レンガを作って、家を作ることだってできる。土は人のくらしにも、役に立っているんだよ。