野菜(やさい)がおいしいのは土のおかげ?
きみは野菜が好き?毎日、たくさん食べているかな?おいしい野菜を作るためには、土がとても大切だよ。たとえば、食べた時にしゃきしゃきとした歯ごたえがあるのは、野菜がみずみずしい証拠(しょうこ)。そんな新鮮(しんせん)な野菜は、土から水をたっぷり吸(す)い上げて育ったものだ。それには水はけがよく、水もちのいい土でなければならないんだよ。
食べ物がおいしいと感じるのは、うまみ成分のアミノ酸(さん)が含(ふく)まれているからだ。野菜は根っこから肥料(ひりょう)の窒素(ちっそ)を吸(す)い上げ、自分でアミノ酸を作り出す。だから土の中には、窒素が十分にあることが必要だ。ほかにも肥料がバランス良く含まれていると、野菜の成長を助けて、もっとおいしくしてくれる。また、野菜が病気にならないように、そして虫に食べられにくくするためにも、野菜が健康に育つ土作りが大切だよ。
人や動物は、植物のように光合成を行って栄養を作ることができない。だから、野菜や果物などを食べて、その栄養をもらっている。そのことを忘(わす)れないでね。