土はどうやってできたの?

私(わたし)たちがすむ地球の表面は、土でおおわれている。土は植物を育て、動物のすみかにもなっている。だけど土はいつ、どうやってできたんだろう。

地球ができたばかりのころ、地球は熱くどろどろにとけたマグマのかたまりだった。それが長い時間をかけて冷えたものが、岩石だ。岩石は太陽の光や熱を受け、風や雨によって細かくくだけて、砂(すな)になる。ねばり気のある性質(せいしつ)にかわって、粘土(ねんど)になったものもある。

やがて地球に、植物の祖先(そせん)が生まれた。植物は枯(か)れて腐(くさ)ると、溶(と)けずにのこって養分になる。細かな砂に、しだいに植物の養分がたくわえられ、土になった。植物が生まれた4億年くらい前から、少しずつ土は作られて、地球は今のような土におおわれる大地になったんだ。

つまり、岩石が養分をふくんだ土になるには、植物のはたらきがなくてはならないんだ。土をくわしく調べてみると、砂と粘土のほかに黒いものがまじっているよ。これは、草や木や根っこが腐ったものだ。これを「腐植(ふしょく)」とよんでいるよ。