土を守るにはどうしたらいいの?

生き物の食べ物となって、命を支(ささ)えている植物。その植物を育てているのが、土だ。つまり土を守ることが、地球を守る土台といっていいかもしれないね。土を守るために、最近は有機農業が見直されている。有機農業とは化学肥料(かがくひりょう)や農薬を使わずに、たい肥(ひ)を入れた土のこと。たい肥は牛やニワトリなどのフンに、落ち葉などをまぜて腐(くさ)らせたものだ。農薬を使わないから虫がつくけれど、虫も喜んで食べるほど、安全でおいしい野菜ができるよ。

家で出る生ゴミを利用して、たい肥を作ることもできるよ。料理を作った時にできる野菜くずを、コンポストという容器(ようき)に入れておくんだ。するとミミズなどが分解(ぶんかい)して、肥料に変えてくれる。地面に穴(あな)を掘(ほ)って、生ゴミを入れて土をかぶせるだけでもできるし、生ゴミ処理機(しょりき)という機械もある。こうすれば肥料を作れるし、同時にゴミを減(へ)らすこともできるんだ。