残像とアニメーション
土台を回転させると、歯車の見え方がいろいろと変わったと思います。なぜ、このように見えるのでしょうか? ここで、フラッシュの直後に目を閉じてみてください。一瞬だけ見たものが、まぶたの裏でも少しの間だけ見えたはずです。これは「残像」と呼ばれる現象です。
土台の上の歯車は、アニメーションのコマ割りのように1つ1つが連続した動きになっています。フラッシュのリズムに対して、土台の回転速度がちょうど良くなったときは、残像が同じ場所でアニメーションする映像となってつながり、まるで動いているように感じることができます。画像のプロペラも、回転速度によって回転する方向が変わります。なぜそのようになるか、考えてみてくださいね。
身近な事例
太陽のまぶしい光を見た後に目を閉じても、まぶたの裏に残像が浮かびますよね。暗い場所で明るいランプを見たときなども残像を感じることができます。残像現象は決してめずらしいできごとではなく、私たちの日常生活のなかにありふれた現象なのです。 残像を利用した新しい映像技術も登場しつつあります。写真は、「3D Phantom(ファントム)」と呼ばれる装置です。高速回転する羽にたくさんのLEDランプがついていて、その光の残像がまるで空中に浮かび上がった立体映像であるかのように見ることができます。
協力:明治大学 福地 健太郎
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