Panasonic GREEN IMPACT Panasonic GREEN IMPACT

パナソニックにできる、一つひとつのアクションは小さいかもしれません。しかし、その「ACT」を積み重ねることが、きっと地球温暖化対策につながる大きな「IMPACT」になっていくーー。

私たちは、自社の事業に伴うCO2排出量の削減と、社会におけるCO2排出量の削減に対する貢献を「Panasonic GREEN IMPACT」と名付け、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けて、独自の目標を掲げて取り組んでいきます。

2050年に向けて、現在の世界のCO2総排出量の
「約1%(≒3億トン)」の削減インパクトを目指します。

※ 2019年 エネルギー起源CO2排出量 336億トン(出典:IEA) 3億トンは2020年の排出係数で算出

パナソニックグループの幅広い事業領域を活かし、社会の省エネ化と再生可能エネルギーの普及に下記4つのインパクトを与えることで、脱炭素化を推し進めていきます。それが社会のCO2排出係数を引き下げ、結果として、自社バリューチェーンからのCO2排出量削減も加速していきます。

パナソニックグループは、自社のカーボンニュートラルを実現し、さらに社会のカーボンニュートラルにも貢献していきます。

2020 1.1億トン *自社バリューチェーンにおけるCO2排出量 2050 Panasonic GREEN IMPACT 1.1.1億トン 2.CONTRIBUTION IMPACT: 1億トン 3.FUTURE IMPACUT: 1億トン +INFLUENCE

各インパクトにおけるパナソニックグループの取り組み事例

IMPACTの種類

パナソニックグループ取り組み事例(一部)

❶ OWN IMPACT

自社バリューチェーンにおける排出削減インパクト

  • CO2ゼロ工場の取り組み
  • 当社オフィスの省エネ
  • お客様が使用する当社家電商品の省エネ

❷ CONTRIBUTION IMPACT

既存事業による社会への排出削減貢献インパクト

  • 純水素型燃料電池
  • ヒートポンプ式温水暖房機(Aquarea)
  • 真空断熱ガラス(Glavenir)
  • コンビニ・スーパー向け冷蔵用自動ドア
  • EV用リチウムイオンバッテリー

❸ FUTURE IMPACT

新事業・新技術による社会への排出削減貢献インパクト

  • 現在開発中の環境技術(ペロブスカイト太陽電池等)

+ INFLUENCE

社会のエネルギー変革に対する波及インパクト

  • ❶~❸の事業活動や社会とのコミュニケーション活動を通じて、生活者や事業者の再エネ拡大を促進

GREEN IMPACT PLAN 2024 (GIP2024) GREEN IMPACT PLAN 2024 (GIP2024)

環境行動計画「GIP2024」を策定
Panasonic GREEN IMPACTの確度を向上します。

CO2/エネルギー OWN IMPACT 自社VCのCO2削減量*1 2024年度目標 1,634万トン*2 スコープ1,2*1 CO2ゼロ工場 CO2削減量 2020年度実績 7工場 2024年度目標 37工場 26万トン*2 スコープ3*1 顧客の製品使用におけるCO2削減量 2024年度目標 1,608万トン*2 CONTRIBUTION IMPACT 社会へのCO2削減貢献量 2020年度実績 2,347万トン 2024年度目標 3,830万トン 資源/CE*3 工場廃棄物のリサイクル率再生樹脂の使用量(3年計*4)CE型事業モデル/製品 2020年度実績 98.7% 43,300トン 5事業 2024年度目標 99%以上 90,000トン 13事業

*1 GHGプロトコル(温室効果ガス(Green House Gas)排出量の算定・報告の基準)による区分
*2 CO2削減量の目標は2020年度を起点に差分を表記
*3 Circular Economy(サーキュラーエコノミー)
*4 3年の合計は実績が2019-21年度、目標が2022-24年度

2024年度までの中期の目標値を具体的に示し、
実現していくことで、お客様とともに描く未来のあるべき姿に
一歩ずつ近づいていくことを目指します。

2030年には自社排出のゼロ化を達成に加え、
約1億トンの削減貢献の実現を目指します。

スコープ1,2 スコープ3 OWN IMPACT CONTRIBUTION IMPACT FUTURE IMPACT 自社VCのCO2排出量と削減量(トン) 環境行動計画GIP2024 2020年度 1.1億 製品・サービス 8,593万 調達 1,656万 工場・オフィス 220万 その他 282万 2024年度 -1,634万 製品・サービス 6,986万 工場・オフィス 194万 2030年度 -3,145万 社会の脱炭素効果とくらし事業領域での「省エネ」の徹底で削減 3,145万:製品・サービス 5,668万 工場・オフィス ゼロ 2050年度 -1.1億 社会へのCO2削減貢献量(トン) 2020年度 2,347万* 2024年度 3,830万* 2030年度 「電化」「エネルギー効率」「水素」の領域を中心に事業競争力を強化し削減貢献 9,300万 2050年度 1億+1億

* 製品の買い替え等によるCO2削減貢献量(2020年度 1,099万トン・2024年度 630万トン)を含む

2030年度には、自社工場・オフィスのスコープ1,2の排出量を実質ゼロにするほか、
スコープ3の領域では、くらし事業領域での省エネを徹底し
OWN IMPACTで3,145万トンを目指し拡大していきます。
さらに、グラフ下段のCONTRIBUTION IMPACTの領域では、
「電化」「エネルギー効率」「水素」の分野を中心に既存事業の競争力を高めることで、
2030年度の年間で9,300万トンの削減貢献量の目処を立てています。

事業成長による排出量増加を上回る省エネと再エネの導入・調達で
CO2ゼロ工場を拡大します。

100 200 300 400 (万トン) 2021 22 23 2024 25 26 2027 28 29 2030 (年) 事業成長を踏まえたCO2排出実質削減量 2024年 -24% 2027年 -57% 2030年 -100% BAU*1 省エネ 再エネ(国内)再エネ(海外) B2B顧客要請対応*2 2022年 PAS全工場達成 2025年 PID欧米中工場達成 2028年 PEC全工場達成 CO2ゼロ工場を拡大 2030年に全ての事業会社で達成 2021年 9工場 2024年 37工場 2027年 86工場 2030年 全工場

*1 BAU:Business As Usual
*2 PAS:パナソニック オートモーティブシステムズ(株)、PID:パナソニック インダストリー(株)、PEC:パナソニック エナジー(株)

省エネの徹底とともに、効率的な再エネの導入・調達を選定し、
2030年に全ての事業会社でCO2排出量を実質ゼロにします。

パナソニックは、今後もCO2削減に貢献する様々な活動のインパクトを拡げ、社会と共にカーボンニュートラルを目指します。

パナソニックグループは、自社や社会のCO2排出量を減らし、地球温暖化の解決に向けて取り組むことを、グループとしての最重要課題と考えています。

2030年までに、自社のCO2排出量を実質ゼロへ。