Panasonic Scholarship Alumni  パナソニックスカラシップ体験者が語る未来へのメッセージ

どんな困難にも負けずに
自分の興味を追求することに自信が持てるようになった

○Shivom Gajanan Aghalteさん
国籍:インド
現在の居住国:インド
2019年に奨学金を獲得、2022年7月にインド工科大学(IIT)ゴア校のBTech機械工学を修了
現在は、株式会社Willingsにソフトウェアエンジニアとして勤務

22歳のShivomさんは、人が何かを非常に強く望み、そのことに懸命に取り組めば、物事は正しい方向に進み始めると信じていると言います。Shivomさんは、大学時代に挑戦した時のエピソードを語ってくれました。「私は、2018年にIITに入学し、最初はコンピュータサイエンスの分野に進みたかったのですが、機械科にしか入れませんでした。それで仕方なく、違う分野に興味を見出そうとしました」 しかし、Shivomさんは、設計や開発を学ぶ中でも、そのデジタルの側面、つまりコンピュータサイエンスの専門領域について諦めることができなかったと言います。

2018年度パナソニック スカラシップ アジア認定式にて – 下の列の右から5番目がShivomさん。

「ちょうどその頃、私はパナソニックスカラシップの2018年度に認定されたのです。私は、このような権威あるスカラシップの奨学生に選ばれたことで、経済的な安心を得ただけでなく、どんな困難にも負けずに自分の興味を追求することに自信が持てるようになりました。それで私は、IITゴア校コンピュータサイエンス科の学部長に、単位付与のない受講生として人工知能と機械学習の講義を受けさせてもらうよう参直談判しました。私の熱意を理解した大学当局が、ついに第4セメスターに人工知能と機械学習を科目として選択することを許可してくれたのです。これは私にとって大きな喜びでした。このような機会を得ることは、IITのほんのわずかな学生しか実現できないことだったのですから!」

2022年パナソニック スカラシップ アジア セレモニー - 自らの体験を共有するShivomさん。

現在、Shivomさんは、日本の人材獲得会社でソフトウェアエンジニアをしています。彼は、ソフトウェアエンジニアとして主に、日本の有名企業向けに若く優秀なインド人労働者を採用するプロセスを効率化し、自動化するよう会社のウェブサイトを開発する役割を担っています。将来は、戦略的採用分野で画期的な技術ソリューションを開発したいという目標を掲げています。「私をスカラシップの奨学生に選んでくださり、ありがとうございました。この経済的、精神的な支援が、最も脆弱だった私の大学時代に、色々な意味で私の学問とキャリアの道のりを支えてくれました!」

株式会社Willingsソフトウェアエンジニア部門の職場