国内助成 2025年募集事業 助成団体概要



新規助成


継続助成


新規助成

助成事業名

「理念を軸に安心できる学びの場を支える組織診断と運営体制づくり」-こどもと家庭の孤独を防ぐ持続可能な多拠点運営と地域との連携強化に向けて
組織診断

団体名

認定特定非営利活動法人 盛岡ユースセンター

代表者

又川 俊三(理事長)


【推薦理由】

本団体は、盛岡市の子どもたち、とりわけ不登校や生きづらさを抱える子どもたちに対し、居場所と学びの機会を15年以上にわたり提供してきた実績を持ち、地域になくてはならない団体である。「すべての子どもたちが、自分に価値を感じながら笑顔で成長していける社会の実現」という理念のもと、さまざまな困難を乗り越え、地道に活動を展開してきている。

本助成事業では、長年、地域に根ざしたフリースクール運営をする中で、活動の広がりとニーズの増大に対し、人員体制の拡充、コアスタッフへの業務集中などの課題が生じているため、業務の棚卸しとプロセス整理に取り組む。今年は、フリースクールを運営・展開する団体からの応募が多い中、本団体の提案は組織課題が明確であり、特に「運営基盤の強化」「属人化の解消とスタッフの役割の明確化」「ビジョン・ミッションの浸透と言語化」など、持続的な組織運営を目指し、自らの足元を見直そうとする姿勢がみられた。

また、昨今の物価高騰により貧富の差が拡大し、貧困の連鎖が加速することが懸念される。その中で本団体の組織基盤が強化されることは社会的にも極めて意義深い。また、岩手県内では、フリースクールや不登校家庭に対する公的な支援制度がない中で、本団体が中心となり新たなネットワークを設立するなど、今後の展開をつくる上でも、現時点での組織基盤強化の取り組みは重要であろう。更なる活動の広がりに期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2010年設立(法人格取得:2010年)
  2. 主な活動
    • フリースクール事業
    • 高卒資格取得支援(通信制高校サポート、高卒認定合格サポート)
    • 相談事業
  3. 主な活動地域
    岩手県
  4. 主な受益者・数
    • フリースクール事業:小・中学生41人
    • 高卒資格取得支援:高校生、高卒資格未取得者20人
    • 相談事業:保護者・教育関係者等延べ122人
    • 不登校セミナー:保護者・教育関係者等延べ38人
    • 保護者のための茶話会:保護者延べ43人
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    2人(2人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    11人(0人)
  7. 会員数
    正会員16人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア25人、寄付460件
  9. 財政規模
    2,288万円(2025年予算)
    1,812万円(2024年決算)
    1,442万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 4 質の高い教育をみんなに 10 人や国の不平等をなくそう

助成事業名

多様な価値観を活かし、切れ目のない若者支援実現に向けた組織変革プロジェクト
組織診断

団体名

認定特定非営利活動法人 Switch

代表者

今野 純太郎(代表理事)


【推薦理由】
本団体は、2011年に設立し、心の不調を抱える若者への就労移行支援や自立訓練に始まり、既存の枠組みからは漏れてしまう若者の就学・就労サポート、ひきこもり支援など活動領域を広げてきた。実績もあり組織としても拡大、発展してきた団体であるが、①多様な職員の意識の統合、②中長期戦略の不在といった課題を感じてきた。

一つ目の課題は、福祉分野と企業の出身という異なる専門性をもつ職員の存在が組織としての幅を広げてきた一方で、意識の差が生れているので、個々の多様な経験・専門性という強みを大事にしながら共通言語と価値観を育む仕組みの構築を目指す。

二つ目の課題は、目の前の課題への柔軟な対応を優先してきた一方で、長期的な組織の方向性や資源配分の計画が後回しとなってしまうことがあるので、理念・ビジョンとともにそれと連動した中長期戦略と、その運用体制づくりに取り組む。

本助成事業では、外部支援者の力を借り、全スタッフへのアンケートの実施や、代表・幹部職員へのインタビューから組織の現状と課題を共有し可視化する。その上で全スタッフが参加するワークショップにより新しいビジョン・ミッションを策定し、各種広報媒体にも反映させ、次年度以降の中長期戦略の策定へとつなげていく。

本団体は被災地域の若者支援・貧困対策を牽引してきた団体の一つである。今回の組織基盤強化の取り組みは、次の10年、20年後の発展に向けた礎となるだけではなく、他団体のモデルにもなり得るだろう。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2011年設立(法人格取得:2011年)
  2. 主な活動
    • 障害福祉サービス
    • 就学、就労支援事業
    • 高校内居場所カフェ事業
  3. 主な活動地域
    宮城県、仙台市、石巻市
  4. 主な受益者・数
    • 障害福祉サービス:精神、発達の課題を抱える方83名
    • 就学、就労支援事業:若者203名
    • 高校内居場所カフェ事業:高校生196名
    • オンライン居場所事業:ひきこもり者20名
    • 少年院刑務所出所者就労定着支援事業:出所者31名
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    1人(0人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    22人(19人)
  7. 会員数
    正会員23人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア10人、寄付70件
  9. 財政規模
    12,544万円(2025年予算)
    12,032万円(2024年決算)
    10,226万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 8 働きがいも経済成長も

助成事業名

困難な環境に生きる群馬県内の子ども・若者への支援体制および財務基盤強化に向けた組織診断
組織診断

団体名

特定非営利活動法人 ターサ・エデュケーション

代表者

市村 均光(代表理事)


【推薦理由】
「子どもに不登校経験がある」または「現在不登校である」と回答したひとり親世帯は、二人親世帯の3倍というデータがある。本団体は、群馬県で初となるフリースクールを開校し、「子どもの可能性をフェアにすること」をミッションに、すべての子どもたちが未来にときめく社会を目指し活動している。具体的には、子どもたちが頑張れる環境や機会を整え、生きづらさを抱える子どもたちに学びと居場所を提供してきた。加えて、フリースクール卒業後も継続してSNS等でいつでも相談できる体制をつくり、様々な悩みに対応する伴走支援を行っている。

団体代表の原体験から、団体を設立して10年が経ち、次の10年を見据え、本助成事業では組織診断を行い、さらに子どもや若者に必要となる支援の持続的な発展に向けて、ミッション・ビジョンの再構築と中長期計画の立案に取り組む。あわせて、これまで代表に依存していた組織運営からの脱却をはかるべく、NPOとしての組織体制を整えていく。

「必要なことは、子どもたちに環境・機会を提供することであり、誰かのためにイキイキと生きる大人の姿を見せること」という考えのもと、子ども達に身近な存在である本団体のスタッフには本助成事業を通じてイキイキとした姿を示してほしい。さらに、組織として地域の中心的な役割を担える団体へと成長し、地域と連携しながら、子どもの貧困解消に向けたユニークかつ様々な取り組みが創発され続けるよう期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2015年設立(法人格取得:2015年)
  2. 主な活動
    • フリースクール運営事業
    • ひとり親家庭児童学習支援事業
    • こどものいえメイプル運営事業
  3. 主な活動地域
    群馬県前橋市・太田市・高崎市・明和町
  4. 主な受益者・数
    • フリースクール運営事業:不登校児童生徒延べ2,438人
    • ひとり親家庭児童学習支援事業:延べ103人
    • こどものいえメイプル運営事業:延べ1,590人
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    1人(0人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    11人(2人)
  7. 会員数
    正会員10人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア1,018人、寄付706件
  9. 財政規模
    3,200万円(2025年予算)
    2,914万円(2024年決算)
    1,887万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 4 質の高い教育をみんなに

助成事業名

外国ルーツの子ども支援を持続可能に-「共に育つ社会」へ向けた中長期計画と組織強化
組織診断

団体名

認定特定非営利活動法人 メタノイア

代表者

山田 拓路(代表理事)


【推薦理由】
本団体は、「世界につながる子どもと社会をつなぐ」をミッションに、外国にルーツを持つ子どもたちが抱える孤立の解消や機会創出に向けて、日本語教室の運営と教育相談、先生や支援者を対象とした研修事業など、子ども達が日本で安心して学び、社会とつながるための包括的な支援を展開している。

設立から5年が経ち、現場の進化とともに活動の広がりと深まりが出ている今、本助成事業では事務局体制の強化と経営的視点を取り入れた組織運営を目指して、組織診断と中長期の方向性を策定する。

本助成事業では、組織としての持続的な成長を鑑み、事務局機能を含む職員体制の強化をはかる。また、事務局メンバーと現場コーディネーターが参画し、組織診断を通じて一人ひとりが経営的視点を身につけ、活動に対して能動的に行動できるようにすることで、組織の一体感の醸成をはかる。

外国にルーツを持つ子どもたちに対する社会からの眼差しが厳しくなりつつある昨今、子ども達の声を届け、構造的貧困の解消に取り組む本団体の意義は高く、活動の持続性を高めていく必要性があろう。

本団体は、全国の日本語教師や外国ルーツの子ども支援者の育成も行っており、支援の質の向上と、ネットワーク構築にも力を注いできた。本助成事業によって組織経営のノウハウが蓄積され、各種ネットワークを通じて全国に波及することを期待する。多様性を力として、すべての人が幸せを追求できる社会の実現に向け、邁進してほしい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2021年設立(法人格取得:2021年)
  2. 主な活動
    • 教育事業
    • 保育事業
    • 相談支援事業
  3. 主な活動地域
    東京都、埼玉県、全国(オンライン)
  4. 主な受益者・数
    • 教育事業:外国にルーツのある子ども、家族、市民一般1,453人
    • 保育事業:外国にルーツのある子ども、家族66人
    • 相談支援事業:外国にルーツのある住民等131人
    • 調査研究、情報提供、政策提言および連携促進等に係る事業:不特定多数
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    1人(1人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    44人(0人)
  7. 会員数
    正会員16人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア39人、寄付1,376件
  9. 財政規模
    5,481万円(2025年予算)
    6,474万円(2024年決算)
    1,714万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 4 質の高い教育をみんなに 10 人や国の不平等をなくそう 16 平和と公正をすべての人に

助成事業名

中長期計画策定による組織基盤強化と持続可能な子どもアドボカシー推進事業
基盤強化

団体名

特定非営利活動法人 全国子どもアドボカシー協議会

代表者

相澤 仁、中村 みどり(理事長)


【推薦理由】
本団体は、主に社会的養護下にある子どもたちに対する子どもアドボカシー(子どもの意見を傾聴し子ども自身が声をあげられるよう支える活動)の普及・啓発・実施に向けた支援を展開している。児童養護施設や里親家庭など、社会的養護下にある子どもたちの声に耳を傾けることは、子どもたちが主体的に自らの権利を守る力を育み、ひいては貧困の連鎖を断ち切ることに貢献している。

2022年の設立以来、「子どもアドボケイト養成講座」などの人材養成、「全国キャラバン」や「1dayセミナー」などの実践支援、子どもアドボカシーの実態調査や政策提言など、活動を全国へと拡大してきている。一方、組織として中長期計画が未策定のままで、明確な方向性が見えないことが課題である。

既に、理事会での議論や「子ども若者委員」等へのヒアリング、SWOT分析を実施していることから本助成事業では、外部専門家の協力のもと中長期計画の策定に取り組む。ビジョン・ミッション・バリューを明確化することで、団体の求心力を高め重点取組分野の特定や、成果目標・評価指標の設定により活動の方向性と効果の可視化を目指す。

本助成事業により、教育・福祉など多岐にわたる「機会の貧困」に対し、より効果的な子どもアドボカシー活動を実現することが可能となり、「誰もが自分らしく活き活きとくらす持続可能な共生社会」につながることを期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2022年設立(法人格取得:2022年)
  2. 主な活動
    • 子どもアドボカシー全国キャラバン
    • 子どもアドボカシー全国セミナー
    • 子どもアドボカシースタートアップサポート
  3. 主な活動地域
    群馬・福井・東京・札幌・愛媛・全国
  4. 主な受益者・数
    • 子どもアドボカシー全国キャラバン:申込者(社会的養護経験者、支援者含む)群馬35人/福井25人
    • 子どもアドボカシー全国セミナー:申込者(子どもアドボカシー実施団体自治体、ならびに関心層)194人
    • 子どもアドボカシースタートアップサポート:相談件数延べ30件(自治体ならびに民間団体)
    • 子どもアドボケイト養成講座:(アドボケイトを目指す方、児童福祉関連職など子どもに関わる方)63名
    • 子どもの意見表明等支援事業に関するアンケート調査:ウェブサイトにて結果を一般市民多数へ公開
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    4人(2人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    0人
  7. 会員数
    正会員29人・7団体、その他会員172人・18団体
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア0人、寄付15件
  9. 財政規模
    1,427万円(2025年予算)
    1,193万円(2024年決算)
    1,201万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 4 質の高い教育をみんなに 10 人や国の不平等をなくそう 16 平和と公正をすべての人に

継続助成

2年目

助成事業名

強固な組織基盤形成によって、移動支援が地域の貧困対策解消のリーダーヘと成長してゆく取組み
基盤強化

団体名

特定非営利活動法人 移動支援Rera

代表者

村島 弘子、伊藤 克行(代表)


【推薦理由】
本団体は、2011年の東日本大震災を契機に活動を始め、宮城県石巻市近辺における移動困難という課題に真摯に取り組み続けてきた。本助成では、2024年度に組織診断(1年目)を行い、1年を置いての継続助成(2年目)となった。

助成1年目を経て、現在、団体メンバーの体制変更など、組織として大きく変化する時期にある。組織診断(1年目)では、役職員へのアンケートとヒアリングによる課題の洗い出しと、意識の共有化を図った。その結果、スタッフ間、また役員とスタッフの間の意識の違いが可視化され、また経営・事業レベルでは、地域の福祉系諸団体との連携や、収益構造改善の取り組みに関して緊急性が明らかになった。

現在の課題としては、OJTだけではない人材育成や、内部コミュニケーションの充実等によるチーム強化、助成金依存の財政構造の改善、当団体の地域での認知度と連携の向上などがあげられ、山盛り感は否めない。助成2年目となる本事業では、診断で明らかになった課題を3本柱として計画に落とし込み組織基盤強化に取り組む。山積する団体内外の課題に対して、優先順位をつけて着実に取り組んでいくことが重要だろう。

高齢化や独居化が進む東日本の被災地域において、今なお高齢者・障がい者の移動保障は極めて重要なテーマであり、本団体はそこに地道に取り組んできた貴重な存在である。この大きな局面を次の10年への展望を作る転機として、ますますの活躍を期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2011年設立(法人格取得:2013年)
  2. 主な活動
    • 移動困難な住民の送迎
    • 情報収集調査発信事業
    • 住民同士の交流・親睦事業
  3. 主な活動地域
    石巻市、東松島市、女川町
  4. 主な受益者・数
    送迎利用登録者(身体・疾病、家庭環境、経済的、などの理由で単独での移動が困難であると当団体と支援団体が認める方)100名
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    2人(2人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    1人(1人)
  7. 会員数
    正会員30人、その他会員8人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア21人、寄付222件
  9. 財政規模
    2,338万円(2025年予算)
    2,113万円(2024年決算)
    1,461万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 3 すべての人に健康と福祉を 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11 住み続けられるまちづくりを 17 パートナーシップで目標を達成しよう

助成事業名

性的マイノリティの貧困の解消に向けた、持続可能な組織・ファンドレイジングの仕組みづくり
基盤強化

団体名

一般社団法人 性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会

代表者

藤井 ひろみ(代表理事)


【推薦理由】
本団体は、性的マイノリティの当事者・支援者・専門家団体による全国的な連合組織である。社会において、今なお差別や偏見が根強く残るなか、全国110以上の関連団体とのネットワークを形成し、中間支援組織として全国的な支援体制の構築や啓発活動を展開してきた。先駆的な取り組みと着実な実践を積み重ねてきている。

1年目の助成事業で掲げた計画を的確に実行し、当初の目標を着実に達成している様子がみられた。一方で、当初から課題として挙げられていた「大口の海外ファンドへの過度な依存」からの脱却は、今後の持続可能な運営を考える上で避けて通れない課題である。実際に外部支援者が作成した組織診断シートでも、「財源基盤」に関するスコアが他項目に比べ低く、課題として明確に浮き彫りになった。この点を自覚され、助成2年目では、自主財源の確保に向けて具体的な数値目標を設定し、寄付の促進や既存のネットワークの活用方法の見直しなど、実効性のある取り組みが計画されている。

これらの改善策は組織の自立性を高め、より多様な層に支援の輪を広げ、資金確保につながる戦略的ステップとして高く評価できる。助成1年目で可視化されたノウハウを活かしながら、全国をつなぐ中間支援組織としての役割をさらに強化していくことを期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2015年設立(法人格取得:2020年)
  2. 主な活動
    • 政策提言活動
    • 自治体の福祉活性化事業
    • 「困難リスト」(第4版)改訂と啓発活動
  3. 主な活動地域
    全国、アジア太平洋州(タイ、フィリピン他)、G7各国
  4. 主な受益者・数
    主要政党および省庁、約100名の支援者、主に自治体担当者や報道機関など、アジア開発銀行の融資先など
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    8人(1人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    0人
  7. 会員数
    正会員0人・120団体、その他会員18人・2団体
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア10人、寄付23件
  9. 財政規模
    3,133万円(2025年予算)
    2,945万円(2024年決算)
    2,600万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 8 働きがいも経済成長も 10 人や国の不平等をなくそう 11 住み続けられるまちづくりを 16 平和と公正をすべての人に 17 パートナーシップで目標を達成しよう

助成事業名

「妊娠の社会的孤立」解消に向けた多様な活動の持続運営のため、組織横断型で取り組む対話を通した人材育成・組織文化作り
基盤強化

団体名

認定特定非営利活動法人 ピッコラーレ

代表者

中島 かおり(代表理事)


【推薦理由】
本団体は、ひとりひとりがしあわせに生きるためのリプロダクティブ・ヘルス&ライツ(性と生殖に関する健康と権利)が保障され、心身ともに健全な育成を図ることに寄与することを目的とし、青少年や母子に対して、妊娠や出産、子育てに関する様々な問題に対しての活動を行っている。

2015年から「妊娠葛藤相談窓口」を開設して以来、居場所のない妊婦の居場所「ぴさら」やアフターケアとしての「ぴこさと」の開設など、現場のニーズに合わせ次々と事業を拡大してきた。

ハイリスク対応をともなう現場活動に追われ、団体メンバー間の「相互理解の機会」「対話を通して学びあう時間」、そして「学び合いのための資金」を組織として確保することが難しくなった中で、組織診断(1年目)を実施し、外部支援者とともに組織を覆う疲弊感の重層的な要因を紐解いた。メンバー同士の相互理解や心理的安全性を確保する重要性の再共有のみならず、その背景にある経営運営上の課題を再認識した。

本助成事業(2年目)では、より小さい単位のグループでの対話づくりの機会の創出、実務をともなう経営陣の人材育成に取り組みながら、本団体の関係者が心地良さや安心感を持ちながらハイリスク対応を伴う活動を継続していける体制づくりを目指している。

本団体は、にんしんをきっかけに誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現のために、先駆的な取り組みを次々と広げてきた。メンバーの心理的安全性と多様な関わりを確保することをその活力とし、社会に対してさらなるインパクトを生み出すことを期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2015年設立(法人格取得:2018年)
  2. 主な活動
    • 妊娠葛藤相談支援事業
    • 居場所づくり「project HOME」事業
    • 研修・啓発事業、調査研究・政策提言事業
  3. 主な活動地域
    全国、「project HOME」事業は豊島区中心に関東圏
  4. 主な受益者・数
    • 妊娠葛藤相談支援事業:にんしんSOS東京 相談人数3,214人、相談延べ対応回数約9,552回
    • 居場所づくり「project HOME」事業:「ぴさら」宿泊利用人数8人、デイ利用:約40人、「ぴこカフェ」利用人数218人、「ピコの保健室」利用人数約140人
    • 研修・啓発事業:講座4回実施/受講者数148人
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    5人(1人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    64人(2人)
  7. 会員数
    正会員10人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア9人、寄付3,550件
  9. 財政規模
    16,914万円(2025年予算)
    12,340万円(2024年決算)
    11,615万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 10 人や国の不平等をなくそう

助成事業名

地域の子ども・若者に向けた多様な支援事業と制度の狭間を埋める活動を継続していくため、ブランド化を通した人材育成と法人事務強化の取り組み
基盤強化

団体名

特定非営利活動法人 どりぃむスイッチ

代表者

中村 友紀(理事長)


【推薦理由】
本団体は、広島県を中心に社会参加に困難をかかえる子どもや若者を対象に「地域若者サポートステーション事業」「退所児童等アフターケア事業」「自立援助ホーム事業」に取り組んでいる。制度のはざまにある子どもや若者のニーズを受け止めながら、地域に根ざした多様な活動を行ってきた。

組織診断(1年目)では、組織の急拡大から生じた課題に対して、外部支援者が加わる事で、組織全体としての情報共有の見直しと改善がはかられた。また、法人事務や組織体制の強化を通じて、各事業の垣根を越えた組織全体での丁寧な合意形成、ボトムアップ型のチームづくりを進め、現場運営への好循環も生まれている。

助成2年目となる本事業では、どりぃむスイッチとしての理念の再構築だけでなく、組織文化の醸成を伴う人材育成にも取り組む。また、団体内部での子ども・若者支援活動の理解促進や職員育成のみならず、地域や外部からも理解や応援を得られるよう、活動の意義や若者の現状について一貫したメッセージとして発信していくことを目指す。

目の前の若者の声を聴くことを大切にした活動を、どのように続けるか。本団体は、日常的な若者支援を実施しながら、着実に組織基盤強化を進めているが、これは決して簡単なことではない。本団体の組織基盤強化の取り組みが、若者と関わり続けるための土台となり、中国地区にとどまらず、ひいては全国での子ども・若者支援活動にも波及することを期待したい。


団体概要

  1. 設立(開設)年
    2012年設立(法人格取得:2013年)
  2. 主な活動
    • 地域若者サポートステーション事業
    • アフターケア事業
    • 自立援助ホーム事業
    • ひろしま・おかやま若者サポートネットワーク
  3. 主な活動地域
    広島県全域、福山市、岡山県
  4. 主な受益者・数
    • 地域若者サポートステーション事業:若年無業者等延べ約1,700人
    • アフターケア事業:児童養護施設出身者等延べ約3,700人
    • 自立援助ホーム事業:自立を目指す15~20歳の女性 15人
    • ひろしま・おかやま若者サポートネットワーク:助成団体の若者延べ約500 人、ネットワーク加入28団体
  5. 事務局職員数(うち、常勤有給数)
    6人(4人)
  6. 現場職員数(うち、常勤有給数)
    26人(9人)
  7. 会員数
    正会員17人
  8. ボランティア数・寄付件数
    ボランティア10人、寄付131件
  9. 財政規模
    8,394万円(2025年予算)
    8,937万円(2024年決算)
    8,297万円(2023年決算)
  10. ホームページ
  11. 団体が取り組むSDGsのゴール

※円グラフは、2024年度の収入内訳

1 貧困をなくそう 3 すべての人に健康と福祉を 5 ジェンダー平等を実現しよう 8 働きがいも経済成長も 10 人や国の不平等をなくそう 17 パートナーシップで目標を達成しよう