
テーマ:車載
リバブレーションチャンバー法の活用法② 試作段階の供試品の誤動作を迅速に確認!
2025年4月20日
車載EMC評価担当の橋坂です。
試作段階の供試品が放射イミュニティ試験で誤動作するのか、しないのかを早く確認したいと思われたことはありませんか?
この悩みを解決する方法として、リバブレーションチャンバー(RVC:Reverberation chamber)法の活用を提案します。
民生機器、車載機器ともに、供試品にはアンテナから照射される1方向の電磁波しか照射できませんので、
供試品の向きを変えながら試験する必要があり、とても時間が掛かります。


RVC法であれば、あらゆる方向から電磁波を照射することができますので、 1回の試験を行うことで、供試品が誤動作するのか、しないのかを確認することができます。
RVC法は「絶対に誤動作しないと思うけど、アンテナ照射試験を実施するのは面倒だな」と感じている方にお勧めの試験法です。

当社チャンバーの下限周波数は200MHzとなりますが、実力確認レベルであれば80MHzから実施できますので、試作段階の評価の際にはRVC法の活用をご検討下さい。
篠山EMCサイトはパナソニックグループ以外のお客様もご利用いただけますのでお気軽にお問合せ下さい。