ご飯はどうして白いの?

日本人はお米が大好き。でも、お米って昔から真っ白だったの? 実はそうじゃないんだ。白いご飯を食べるようになったのは、お侍(さむらい)さんのいた江戸時代(えどじだい)のなかごろ。それまでは、稲(いね)からもみ殻(がら)を取っただけの茶色い玄米(げんまい)と呼(よ)ばれる状態(じょうたい)の物を煮(に)たり、蒸(む)したりして食べていたんだって。

その玄米の周りの茶色い部分を取ると白いお米になる。これを使って水分の少ない固めのおかゆを食べるようになった。つまりそれが“白いご飯”の始まりって訳(わけ)。

それからもっともっと経(た)って、「炊(た)く」という料理方法ができて、今のようなふっくらしたご飯ができたんだよ。