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おもちってどうして膨(ふく)れるの?
おもちも、「力持ち」や「お金持ち」に通じるということや、よく粘(ねば)ることなど、いろいろな意味でお正月にぴったり。暮(く)れにおもちをついてお正月に食べる習慣(しゅうかん)は、平安時代に始まったというから1000年以上も前から行われているんだよ。
うまく焼けたおもちはおいしいね! 消化もいいから、ごちそうで疲(つか)れた胃や腸(ちょう)にも優(やさ)しい。でもどうしておもちは焼くと膨らむんだろう。
おもちというのは作る時、洗ったもち米を蒸(む)し器に入れて、お湯いっぱいのなべにかけて蒸し上げます。それを杵(きね)でつくと粘りが出ておもちのでき上がり。こういう作り方だから、おもちの中には水分がいっぱい入っている。
焼くと、もちの中の水分が熱せられて水蒸気(すいじょうき)になる。水が水蒸気になると、体積が大きくなるんだって。水蒸気はおもちの外に出ようとするけど、もちの表面は粘って水蒸気を外に逃(に)がさない。それでおもちは膨れてくるというわけ。
きな粉とかあんことか、いろいろ食べ方を工夫しておもちをいっぱい食べたいね。