第12回 公衆無線LANサービス(ホットスポット)の調査
いやー、今日も疲れたわ!ルー太くん、ちょっとコンビニで栄養ドリンク買ってきて~な!


えええーーー、ヤスコさん人使い荒いなぁ~~~;
おいルー太!ちょっとコンビニ行くぞ!


え、コンビニ?!ちょうど今ヤスコさんにお使い頼まれたとこなんですよ~!
買い物に行くんじゃねーよ、ホットスポットの調査に行くんだよ! ってかおまえ、今そのお使いオレに押し付けようとしたろ?


ひぃっ?!バレてた??スミマセン;;

と、ところでホットスポットの調査って何~~??
最近、外国人観光客の増加に伴って、公共交通機関、商業施設、コンビニ、ホテル等、無料の公衆無線LANサービスが増えてきたの知らない?

うち知ってるで!コーヒーカップのマークとか、数字のマークとか、犬のマークとか、みなまで言われへんけど街中でよく見るアレやな!!

政府が東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに全国の観光地など約3万カ所に無料の公衆無線LANサービスを設置すると発表したこともあって、今後爆発的に増えることが予想されるんだ。


へぇ~!便利な世の中になるね~!
ちゃんと使えれば便利なサービスだが、使えなければ意味がない。
事前に影響を把握しておくために、今回、大阪から東日本を中心に有料・無料サービス17箇所のホットスポットでNATタイプの調査を行ったんだ。


以前MVNOの話で教えてもらったNAT調査だね! 宅外からの遠隔操作をP2P(Peer to Peer)で行う機器は、Cone NATのタイプだと問題ないけど、Symmetric NATの場合つながらないんだよね!
そのとおり。今回の調査で、主要事業者が運営する3つのホットスポットがSymmetric型のNATタイプであることが判明したんだ。


じゃあその事業者が今後設置場所を増やしていくと、P2Pでつながらない場所が増えてくってことだよね。
この調査で現状の影響範囲が明確になって、今後の影響の予測もできるようになるんだ。またNAT調査だけでなく、プロトコルに対する制限をかけていないかなど、定期的に調査を継続していく必要がある。ってことで、さ、行くぞ!


あ、はーい!ヤスコさん、栄養ドリンクは自分で買ってきてくださいね~~!
えーーーうそやしー?!?

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