オリンピックとパラリンピックに関するパナソニックの教育支援 オリンピックとパラリンピックに関するパナソニックの教育支援

オリンピックとパラリンピックに関する
パナソニックの教育支援

オリンピックとパラリンピックを題材にした教育を考える
Terchers’セミナースペシャル

2017年1月20日(金)、パナソニックセンター東京において、パラリンピックとアクティブ・ラーニングをテーマにした「Teachers’セミナースペシャル」が開催されました。教員の方々を中心に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を推進する関係団体の皆様や企業・NPO・有識者を含む104名の方にご参加いただきました。

パナソニック株式会社ブランドコミュニケーション本部 CSR・社会文化部 部長 福田里香による挨拶とセミナーの主旨説明を皮切りに、アクティブ・ラーニングを取り入れたセミナーを第1部、第2部、第3部にわたり、参加者参画型で実施いたしました。参加者からは、「あっという間の3時間30分だった!」というご意見をいただくほど、積極的で活発な議論が行われ、充実した内容となりました。

写真:パナソニック株式会社ブランドコミュニケーション本部 CSR・社会文化部 部長 福田里香 写真:パナソニック株式会社ブランドコミュニケーション本部 CSR・社会文化部 部長 福田里香

第1部授業体験ワークショップ パラリンピックをテーマに「多様性と共生社会」について考える 授業体験ワークショップ

写真:授業体験ワークショップの様子 写真:授業体験ワークショップの様子

ファシリテーター: パナソニック教育支援プログラム事務局 本家 未央

第1部は、パナソニックが提供する「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」より、2017年度から新たに提供を開始する4つめの教材「多様性と共生社会」の授業体験ワークショップが行われました。
アイスブレイクをかねたグループ内での自己紹介の後、新たな教材についての説明があり、さらにその一部を使ってグループワークを行いました。参加者からは、「アクティブ・ラーニング型の進行で、とても考えさせられる内容だった」「難しいテーマを教材化してもらっているので是非つかってみたいと思った」など感想が寄せられました。

第2部スペシャルセミナー 『バリアバリューから社会を変える ~皆が求めるユニバーサルマナー~』

講師:岸田 ひろ実 
(株式会社ミライロ 講師 日本ユニバーサル協会講師)

写真:講師:岸田 ひろ実 氏 写真:講師:岸田 ひろ実 氏

プロフィール

知的障がいのある長男の出産、夫の突然死を経験した後、自身も2008年に急性大動脈解離の後遺症により下半身麻痺となる。
2011年より株式会社ミライロに入社し、講師として活動開始。
高齢者や障がい者への優しいおもてなしの指導やユニバーサルデザインの普及啓発の講演を、全国の企業・自治体・教育機関で年間約190回実施。自身の経験を活かし、障がいのある子どもの育て方のアドバイスや製品開発への参画、研修の企画など活動は多岐に渡る。

第2部は、障がい者や高齢者への優しいおもてなし指導、ユニバーサルデザインなどの普及啓発など年間190本を超える様々なテーマで研修講師として活躍していらっしゃる岸田ひろ実氏のスペシャルセミナーでした。

実体験を交えた講師からの力強いメッセージに、参加者から、「たくさんの方に聞いてもらいたい内容でした」「強く生きていらっしゃる姿から勇気をもらいました」「実体験を交えたお話に感動しました」など感想が寄せられました。

写真:岸田 ひろ実 氏
写真:スペシャルセミナーの様子

第3部分科会 「オリンピックとパラリンピックをテーマにした次世代教育の事例紹介」

写真:分科会①の様子 写真:分科会①の様子

分科会 ①

テーマ:カリキュラムマネジメント

東京都東久留米市立南中学校
校長 川上 智
 氏

東京都教育委員会のオリンピック・パラリンピック教育重点校として「日本人の自覚と誇りの涵養(かんよう)」をテーマに、全校のカリキュラムマネジメントの視点を中心にした事例を紹介していただきました。

参加者の声 参加者の声
  • 企業の特性を活かした取組がとても素晴らしかった。
  • カリキュラムマネジメントとはどのようなことをいうのか理解できた。
写真:分科会②の様子 写真:分科会②の様子

分科会 ②

テーマ:障がい者理解

東京都中央区立晴海中学校
主任教諭 上田 純一
 氏

東京都教育委員会のオリンピック・パラリンピック教育重点校として「障がい者理解の促進」「オリンピック・パラリンピック精神の育成」をテーマに授業の事例と活動を紹介していただきました。

参加者の声 参加者の声
  • 本校も「障がい者理解の促進」の重点校のため、苦労されていることがよくわかった。パナソニックの教材をまとめに使うのが参考になった。
  • 取組内容(年間の計画や進め方)がとても参考になった。
写真:分科会③の様子 写真:分科会③の様子

分科会 ③

テーマ:アクティブ・ラーニング

東京都立青井高等学校
映像研究部 顧問 坂本 峰紹
 氏

スポーツをテーマにした映像制作プロジェクト「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」の事例をもとに、外部講師と連携したアクティブ・ラーニングと教員のファシリテーションについて発表をしていただきました。

参加者の声 参加者の声
  • 学校の課題を解決するために企業連携し、教育活動を進めている点が参考になった。
  • アクティブ・ラーニングにおける教員のファシリテーションの考え方が参考になった。
写真:分科会④の様子 写真:分科会④の様子

分科会 ④

テーマ:ダイバーシティー&インクルージョン

オットーボック・ジャパン株式会社
義肢事業部 事業部長 兼 渉外担当部長 矢野 裕一
 氏
秘書室業部 事業部長 兼 渉外担当部長 佐竹 光江 氏

ドイツに本社を置く総合医療福祉機器メーカーとして、長年、障がい者スポーツをサポートしてきた立場から、スポーツ、教育を通しての共生社会実現への取組みを紹介していただきました。

参加者の声 参加者の声
  • リオのパラリンピックの裏方で支える役割を初めてしって感動した。
  • オットーボック社の考え方そのものが、共生社会を実現するために必要な視点だと感じた。
写真:分科会共有ワークショップ 写真:分科会共有ワークショップ

分科会共有ワークショップ

今回は、各グループ4名構成でジグソーの手法を取り入れた協同学習のスタイルを体験いただきました。分科会から戻られた参加者たちが、それぞれの分科会で学んできたことをグループで共有。各グループ内で担当した分科会の内容を3分ずつ発表した後、10分のフリーディスカッションでさらに話したい内容を掘り下げました。
全てのグループで熱心に意見交換がされており時間が足りないくらいでした。

参加者の声 参加者の声
  • コミュニケーションの大切さを実感しました。
    最初は全く知らないもの同士だったのにとは思えません。
  • 何よりたくさんの方と情報共有ができたことがうれしかったです。
  • 他の分科会の情報も得られて参考になりました。
写真:分科会共有ワークショップ

最後に、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会 金子恵美子氏より、国際パラリンピック委員会が目的とする「パラリンピックムーブメントの推進を通して共生社会を作り出すこと」、その普及のために小学生向けにつくられた教材として "I'm POSSIBLE" が2017年2月に公開される旨、ご紹介をいただきました。

日時:2017年1月20日(金) 13:30 - 17:00
場所:パナソニックセンター東京 ホール
主催:パナソニック株式会社
後援:スポーツ庁、東京都教育委員会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会
協力:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

ご参加いただきました来賓の皆様の声

写真:引場 信治 さま

東京都教育委員会 総務部 オリンピック・パラリンピック教育施策担当課長
引場 信治 さま

「共生社会」という大きなテーマを子どもたちが理解するには、日常の様々な体験や活動を通じた継続的な取組が大切です。
学校の実態や子どもたちの状況にあわせて、教員がこのような教材を一つの手掛かりとして活用することで、授業や教育活動の優良な実践が都内の各学校で展開されていくことを期待しています。

写真:金子 恵美子 さま

公益財団法人日本障がいスポーツ協会 日本パラリンピック委員会
金子 恵美子 さま

このプログラムは共生社会とは何かの「答え」ではない、というご意見がありましたが同感です。答えがない「共生」というテーマに対し、話し合う時間が多く設定されていることに意味があると思います。このプログラムをはじめとする様々な素材が、子どもたちが未来にむけて考え続けるきっかけとなるとよいなと感じました。

写真:小林 美保 さま

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
企画財務局 アクション&レガシー部 文化・教育担当課長

小林 美保 さま

今回のセミナーで体験したプログラムのように、具体的な事例で考えたり、本物の映像があったり、実社会を想定しながら考えるのがいいです。パッケージ化されたプログラムではありますが、学校らしさを出しアレンジできるのも魅力の一つ。アクティブ・ラーニングの要素や子どもたちが自分の考えを発表するように仕掛けられているのがいいですね。

写真:河合 純一 さま

独立行政法人日本スポーツ振興センター
河合 純一 さま

すごくいい教材だと思いました。自分たちも活用できる機会があれば積極的に活用したいですし、学校にも紹介していきたいです。また、この教材は子どもたちだけでなく、企業の人たちなど学校に関わりが薄い大人にも通用すると思いました。

参加者の皆様の声

  • 非常に内容の濃い半日でした。何よりたくさんの方と情報共有ができたことがうれしかったです。
    またパナソニックのプログラムを活用したいと思っておりますので、是非よろしくお願いいたします。昨年の校外学習の際には、パナソニックセンター東京のスタッフの皆様に大変お世話になりました。子どもたちも、とても充実した経験ができ喜んでいました。また、オリンピック・パラリンピック教育やキャリア教育に関連した取組ができればと思います。(中学校・教員)
  • オリンピック・パラリンピックの教育のヒントをいただきたく参加しましたが、大変勉強になりました。本校の児童にも具体的でわかりやすく指導を進めていく自信がもてました。2020大会に向け、計画的に授業をしていく必要性があるので、全校で共有していきたいと思います。とても楽しく有意義な研修でした。(小学校・教員)
  • 考える機会と情報を得られました。(中学校・教員)
  • 盛りだくさんのプログラムで大変参考になりました。教育プログラムを是非使わせていただきたいと思いました。また岸田氏のご講演が大変参考になりました。(中学校・教員)
  • あっという間の3時間30分でした。工夫が施されたカリキュラムは、自分の授業展開にも大いに参考になりました。コミュニケーションの大切さを実感しました。同じグループになった人は最初は全く知らないもの同士だったとは思えません。(中高一貫校・教員)
  • 参加させていただきありがとうございます。企業向けにも活用できますね。(企業・その他)
  • パナソニックの教育プログラムの概要がよくわかりました。特に、実際の学校現場での活用のあり方は参考になりました。グループワークという形式もよく工夫されており、内容の定着や他業種の方のお考えが聞けてとても有意義でした。(企業・その他)
  • 内容の濃い時間でした。様々な先生や企業の方とも話ができ、とても充実しておりました。(企業・その他)

※このサイトの記載内容は、2017年1月時点のものです。