タイのパナソニックグループは、味の素FDグリーンタイランド社との協働により、「Panasonic Cares」イニシアチブの一環として実施する「パナソニック&FDグリーン活動:地域社会のための植樹と森林再生」プロジェクトの2年目を迎えました。本年も引き続き、地域の環境保全を目的とした植樹活動を推進し、アユタヤ県の緑地整備に取り組んでいます。

今回の活動では、サルスベリ、トランペットツリー、インドコルクなど計1,325本の樹木に加え、土壌改良材「スーパーアッシュ」300kgを寄贈。2025年3月14日には、持続可能な開発のための環境教育財団(FEED)の協力のもと、プラナコーン・シー・アユタヤ市のソムデット・プラ・シーナカリンドラ公園にて植樹イベントが開催されました。

パナソニックグループ タイ代表の伊藤秀和は次のように述べています。「私たちは、CSR活動『Panasonic Cares』を通じて『人、社会、そして地球の幸せのために』を掲げ、持続可能な未来に向けた取り組みを続けています。本プロジェクトは、SDGsの目標である『陸の豊かさを守ろう』『すべての人に健康と福祉を』などと整合し、環境・教育・地域社会の調和ある発展を目指しています。また、グローバル環境ビジョン『Panasonic GREEN IMPACT』のもと、2030年までにバリューチェーン全体でのCO₂排出量削減を目指し、持続可能な製品と社会づくりに貢献していきます。」

このプロジェクトは、昨年のコンケン県での取り組みに続く2年目の活動です。今年はさらに規模を拡大し、地域住民やパートナー企業、パナソニック奨学生など総勢1,300名を超える人々が「パナソニック・ヒーローラン グリーン・インパクト・フォー・チャリティ2024」に参加。参加者は10kmのランニングごとに1本の植樹を積み重ね、最終的に延べ8,753km、875本の樹木を寄贈する結果となりました。さらに、バイオマス塗料や環境配慮パッケージを採用した「パナソニック ヘアドライヤー NA0J」の販売収益を活用し、1台あたり5本の木を寄贈するキャンペーンを実施。450本の植樹につながりました。

また、このイベントには、アユタヤ市のサッパコソンクル市長や、タイ味の素社、FEED代表者をはじめとする関係者が出席。地域の未来を見据えた緑地再生と環境教育の意義が改めて確認されました。

味の素FDグリーンタイランド社の石川浩平社長は、「味の素とパナソニックは共に、環境の持続可能性を軸に活動を進めてきました。生態系の回復、自然との共生、そして地域の生活の質の向上という共通の価値観を基に、今年も共同でこの活動を継続できることを嬉しく思います」と語り、プロジェクトへの強い期待を寄せました。

また、パナソニック マニュファクチャリング アユタヤ株式会社(PMFAT)社長の川口剛治は、「アユタヤは私たちが深く関わる地域です。この地域の皆さまとともに環境保全活動を進められることを光栄に思います」と述べました。同社は太陽光発電の導入や高効率設備の導入などにより、年間約1,200トンのCO₂を削減。また、毎年1,000本の苗木を従業員へ配布するなど、地域とのつながりを重視した環境活動を続けています。

今後もパナソニックは、味の素FDグリーンタイランド社をはじめとするパートナーとともに、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、環境保全と地域貢献の取り組みをさらに加速してまいります。