金龍山浅草寺の雷門および大提灯を建設寄贈
1865年に焼失後、長らく仮設の門が建てられていた、東京・浅草の浅草寺の雷門を1960年、95年振りに復興させ寄贈しました。さらに門の中央には雷門大提灯を奉納、1978年には二神像を寄進しました。その後も、 浅草のシンボルとなっている大提灯の破損が著しくなった際は修復作業を施し奉納しています。
(社)日本工芸会の支援
創業者・松下幸之助は松下幸之助は「モノづくりの原点」ともいえる日本の伝統工芸に深い関心を持ち、その継承と発展を願い、1960年より日本工芸会への支援を開始し、近畿支部の初代支部長にも就任しました。
1979年からは、日本伝統工芸展の入賞者および初入選者のうち近畿在住の作家に対して「松下幸之助賞(現、パナソニック賞)」を提供しています。また、日本工芸会近畿支部が独自に主催する近畿展に対しても開催支援を行っています。
大阪駅前に「梅田新歩道橋」を寄贈
1964年、大阪駅前広場と阪急、阪神両ビル間の広い道路をまたぐ日本最大(当時)の歩道橋を建設し、大阪市に寄贈しました。この歩道橋の完成で自動車混雑は緩和され、また歩行者も安心して横断できるようになり、現在も多くの人々に利用されています。
小中学生を対象に乾電池工場見学(守口市)の受け入れスタート
1962年頃、松下電器は、全社的に工場見学の受け入れを推奨しており、中でも「乾電池工場見学」は積極的な取り組みを展開していました。理科・社会科の学習の一環としてだけでなく、修学旅行の訪問先として活用されるなど多くの方にご利用いただいています。
霊山顕彰会の設立(明治維新志士の顕彰)
「明治百年」にあたる1968年(昭和43年)、荒廃していた維新の志士ゆかりの霊場である京都東山の霊山(りょうぜん)の歴史的風土の保全・維持や、日本の伝統精神の継承・振興を目的に霊山顕彰会を設立。1970年には、幕末・明治維新期の歴史を総合的にとらえて研究する専門博物館として京都に霊山歴史館を開館。幕末に活躍した志士、大名、天皇、公家のほか文人、画家などの遺墨や遺品、書状、各種資料・文献などを収集、調査、研究し、公開展示を行っています。
創業50周年「児童の交通等災害防止対策資金」を寄贈
1968年、激増中の交通事故から子どもたちを守ることを願い、松下電器創業50周年を記念して、15年間にわたって総額50億円を、全国の都道府県および6政令指定都市に寄贈しました。 この資金は、全国各地に児童交通公園、交通安全教育センター、歩道橋などの諸施設や、交通安全教育用教材の充実に充てられました。
社会貢献担当専任部門である「社会業務本部」の設立
社会貢献の専任部門として「社会業務本部」設立しました。(現、企業市民活動部門)