昨季のパナソニックオープンレディースを制しツアー初優勝を飾った天本ハルカ選手が、優勝から得たこと、本大会への想い、目指す“ハルカ”像を語ってくれました。
昨季のパナソニックオープンレディースを制し
ツアー初優勝を飾った天本ハルカ選手が、
優勝から得たこと、本大会への想い、
目指す“ハルカ”像を語ってくれました。

ー | 昨季はツアー初優勝おめでとうございます。昨季を率直に振り返って、どのような一年になりましたか? |
このパナソニックオープンレディースは、2024年の中で一番印象に残った大会になりましたね。前半からいい流れでトップ10が続いていたものの「そんなに早く優勝できるものではないな」と思っていた中で初優勝できたということは、ちょっと驚きではありましたが、同時にすごく自信にもなりました。一年を通じて、一番良いプレーができたのがこの大会でしたね。
ー 昨季はツアー初優勝おめでとうございます。昨季を率直に振り返って、どのような一年になりましたか?
このパナソニックオープンレディースは、2024年の中で一番印象に残った大会になりましたね。前半からいい流れでトップ10が続いていたものの「そんなに早く優勝できるものではないな」と思っていた中で初優勝できたということは、ちょっと驚きではありましたが、同時にすごく自信にもなりました。一年を通じて、一番良いプレーができたのがこの大会でしたね。
ー | 好調ぶりがそのまま結果に結びついたということですね? |
直前に全米女子オープンの予選会があったのですが良いプレーができず、悔しい思いをしていたんです。それをパナソニックオープンレディースの3日間にぶつけた感じはありましたね。今までにないくらい積極的に攻めた試合でしたし、「自分はそんなゴルフができる!」と気づいた3日間にもなったと思います。
ー 好調ぶりがそのまま結果に結びついたということですね?
直前に全米女子オープンの予選会があったのですが良いプレーができず、悔しい思いをしていたんです。それをパナソニックオープンレディースの3日間にぶつけた感じはありましたね。今までにないくらい積極的に攻めた試合でしたし、「自分はそんなゴルフができる!」と気づいた3日間にもなったと思います。
ー | 優勝後のシーズンはいかがでしたか? |
実はパナソニックオープンレディースで優勝してから少し不調になってしまい、トップ10に入れないことが続いたので、もう一度自分を見つめ直すことがありました。そこで自問自答したのが「自分のゴルフの持ち味は何なのか?」ということでした。私のゴルフは、地道な粘り強いプレーです。
それをベースにゴルフを組み立てることでミスが減り、結果として良いスコアにするということが私のプレースタイルなのです。ですから、そこからは「『バーディを獲りに行く』ということを狙いすぎるのではなく、なるべくミスを少なくしてボギーを打たない」ことを基本戦略にしました。バーディは獲りたいところでしっかり獲るようなマネジメントをすれば、それが3~4日間積み重なってトップ10入りできると考えています。
ー 優勝後のシーズンはいかがでしたか?
実はパナソニックオープンレディースで優勝してから少し不調になってしまい、トップ10に入れないことが続いたので、もう一度自分を見つめ直すことがありました。そこで自問自答したのが「自分のゴルフの持ち味は何なのか?」ということでした。私のゴルフは、地道な粘り強いプレーです。
それをベースにゴルフを組み立てることでミスが減り、結果として良いスコアにするということが私のプレースタイルなのです。ですから、そこからは「『バーディを獲りに行く』ということを狙いすぎるのではなく、なるべくミスを少なくしてボギーを打たない」ことを基本戦略にしました。バーディは獲りたいところでしっかり獲るようなマネジメントをすれば、それが3~4日間積み重なってトップ10入りできると考えています。
ー | それは、ご自身で気づかれたことだったのですか? |
そうですね。結構、悩みに悩みました。優勝すると、それ以外は意味がないと思ってしまい、そうした思考も良くないという気づきもありました。大切なことは、シーズンを通して安定したプレーをすることです。「優勝以外はダメ」と思っていると、プロ1年目から複数回優勝も見えないなと考えるようにもなりました。2024年はメルセデス・ランキングで14位に入りましたが、シーズン途中は苦しい時もありました。そんな時に自分で考える時間ができたということは、すごく良い経験になったと思います。
ですから、今年は「毎回優勝争いの近くにいるような選手でいること」を目標の一つにしています。「毎回トップ10以内に入るよね」「(プレーが)安定しているよね」「(プレーを)見ていて面白いよね」と思ってもらえる“天本ハルカ”というプロゴルファーでいたいです。
ー それは、ご自身で気づかれたことだったのですか?
そうですね。結構、悩みに悩みました。優勝すると、それ以外は意味がないと思ってしまい、そうした思考も良くないという気づきもありました。大切なことは、シーズンを通して安定したプレーをすることです。「優勝以外はダメ」と思っていると、プロ1年目から複数回優勝も見えないなと考えるようにもなりました。2024年はメルセデス・ランキングで14位に入りましたが、シーズン途中は苦しい時もありました。そんな時に自分で考える時間ができたということは、すごく良い経験になったと思います。
ですから、今年は「毎回優勝争いの近くにいるような選手でいること」を目標の一つにしています。「毎回トップ10以内に入るよね」「(プレーが)安定しているよね」「(プレーを)見ていて面白いよね」と思ってもらえる“天本ハルカ”というプロゴルファーでいたいです。

ー | 昨季の課題や改善したいことはありますか? |
100ヤードや50ヤード以内のショートゲームでパーセーブしたり、ボギーを打たないような戦略は変えず、そこにショットで攻められるような“ショット力”をプラスできるようにしたいと思っています。パナソニックオープンレディースでもショットで積極的に攻めることができたので、そうした部分を自分の持ち味としてプラスできるようにチャレンジしています。ピンに絡むアイアンショットが多くなればバーディチャンスも多くなりますから、そういう点で自分のプレーの幅を広げるようにしたいですね。
ー 昨季の課題や改善したいことはありますか?
100ヤードや50ヤード以内のショートゲームでパーセーブしたり、ボギーを打たないような戦略は変えず、そこにショットで攻められるような“ショット力”をプラスできるようにしたいと思っています。パナソニックオープンレディースでもショットで積極的に攻めることができたので、そうした部分を自分の持ち味としてプラスできるようにチャレンジしています。ピンに絡むアイアンショットが多くなればバーディチャンスも多くなりますから、そういう点で自分のプレーの幅を広げるようにしたいですね。
ー | オフはどのように過ごしますか? |
1月は福岡にあるいつもお世話になっているトレーナーさんのところでトレーニングをしていました。2月は例年通り、沖縄と宮崎でラウンドしながら個人的に課題を持って潰す練習を行いました。師匠である伊澤利光さんにもスイングなどをチェックしてもらいます。
ー オフはどのように過ごしますか?
1月は福岡にあるいつもお世話になっているトレーナーさんのところでトレーニングをしていました。2月は例年通り、沖縄と宮崎でラウンドしながら個人的に課題を持って潰す練習を行いました。師匠である伊澤利光さんにもスイングなどをチェックしてもらいます。
ー | プレー以外でのサポートや、食生活などで意識していることはありますか? |
母には、身の回りの環境やメンタル面でも、すごくサポートしてもらっています。食事は、シーズン中は、お酒は飲みませんが、基本的に好きなものを食べています。シーズン中に訪れた土地ですごく美味しいものを食べることが、一番のストレス発散にもなっていますから、そこは変わらないですね。シーズン中盤に少しバテてしまうことがあったので、トレーナーや栄養管理の方に相談し、シーズンを通して体力が落ちないように工夫しているところです。
ー プレー以外でのサポートや、食生活などで意識していることはありますか?
母には、身の回りの環境やメンタル面でも、すごくサポートしてもらっています。食事は、シーズン中は、お酒は飲みませんが、基本的に好きなものを食べています。シーズン中に訪れた土地ですごく美味しいものを食べることが、一番のストレス発散にもなっていますから、そこは変わらないですね。シーズン中盤に少しバテてしまうことがあったので、トレーナーや栄養管理の方に相談し、シーズンを通して体力が落ちないように工夫しているところです。
“私のプレーを見て「こんなプロになりたい」と
思ってもらえる存在になりたい。”
“私のプレーを見て
「こんなプロになりたい」
と思ってもらえる
存在になりたい。”
ー では、優勝した本大会への想いを聞かせてください。
パナソニックオープンレディースは、ルーキーの時から、本当に頑張りたい試合の一つだったんです。私は、京都の城陽カントリー倶楽部でのプロテストで合格したのですが、城陽さんは男子ツアーのパナソニックオープンの舞台だったということで、すごくご縁を感じていて頑張りたいと思っていました。今大会は最終ホールがパー3になっていることも珍しいですが、グリーン奥のビジョンもすごくエキサイティングですし、楽しいイメージがすごくあるのでとっても好きな大会です。
ー | では、優勝した本大会への想いを聞かせてください。 |
パナソニックオープンレディースは、ルーキーの時から、本当に頑張りたい試合の一つだったんです。私は、京都の城陽カントリー倶楽部でのプロテストで合格したのですが、城陽さんは男子ツアーのパナソニックオープンの舞台だったということで、すごくご縁を感じていて頑張りたいと思っていました。今大会は最終ホールがパー3になっていることも珍しいですが、グリーン奥のビジョンもすごくエキサイティングですし、楽しいイメージがすごくあるのでとっても好きな大会です。
ー | 最後に今後はどのようなプロゴルファーを目指していきますか? |
私は、私のプレーを見て「こういう技あるんだ」や「こういうところが凄い」とか「将来、こんなプロになりたい」とちょっとでも思ってくれる人がいれば、プレーする意味があるのかなと思っています。私自身、福岡で初めて試合を観戦した時に、トッププロを近くで見て「あんな選手になりたいな」と思いゴルフを始めました。ですから、今後は私がそんな存在になりたいと思っています。
ー 最後に今後はどのようなプロゴルファーを目指していきますか?
私は、私のプレーを見て「こういう技あるんだ」や「こういうところが凄い」とか「将来、こんなプロになりたい」とちょっとでも思ってくれる人がいれば、プレーする意味があるのかなと思っています。私自身、福岡で初めて試合を観戦した時に、トッププロを近くで見て「あんな選手になりたいな」と思いゴルフを始めました。ですから、今後は私がそんな存在になりたいと思っています。