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大電流試験

大電流短絡試験機などを用いて大電流を通電する短絡試験等です。当社で最も大容量の発電機の他、各種のトランスや負荷等を用いて、主に短時間に大電流を通電する評価、試験のサポートをさせていただきます。

短絡について

電気回路が短絡(ショート)し大電流(短絡電流)が発生するイメージ

不慮の事故等により、電気回路が短絡(ショート)すると、大電流(短絡電流)が発生することがあります。大きな熱エネルギーが発生することで、周囲を燃焼し、火災につながる場合があり非常に危険です。


短絡試験

上記のような短絡が発生した際に流れる短絡電流を、ブレーカやヒューズなどの遮断機器で安全に遮断できるかを確認するため、発電機を用いた短絡試験機等により実際に電流を流して確認をおこないます。


その他、例えばヒューズ等と接続された状態でリレーや短絡経路の電線等への通電を行い、ヒューズ等で遮断されるまでの動作確認などになります。
(※バッテリーは試験できません)

大電流短絡試験機

ブレーカをはじめとする遮断機器などの試験に活用できます。
当社で最も大容量の短絡試験機です。
最大出力電圧:AC600V、DC400V
最大出力電流:AC25kA、DC10kA


※直流は交流出力を整流したものになります
※電圧、電流、通電時間など複数の条件による制約がございます。詳しくはお問い合わせください

FAQ

Q1 どのくらいの時間大電流を通電できますか?

  電圧、電流などの条件にもよりますが、大電流の場合は基本的に0.05秒(50ms)~0.1秒(100ms)程度となります。(電圧の印加時間も含みます。通電毎に多少ずれが発生します。)

Q2 どのくらいのサイズの試験対象に印加できますか?

 通電対象を設置する最も大きな部屋の入口が幅800mm×高さ1900mm程度になりますので、少なくとも入口を通過できる必要があります。
(使用設備によってはさらに小さい設置スペースになる可能性もあり、運搬経路や内部での設置、結線スペース等の問題もありますので詳細はお問い合わせください。)

Q3 周波数は何Hzでしょうか?

 交流大電流の場合、基本的に60Hzとなります。
通電毎に波形が歪む等の可能性もございます。
また、直流も可能ですが、整流器で整流する形になり、安定化電源で生成するようなきれいな直流波形とはなりません。

Q4 通電による燃焼の確認は可能でしょうか?

 通電による瞬間的な発火、多少の発煙は可能ですが、継続的な発火・燃焼や多量の発煙には対応ができません。
(危険物を含む場合や、電池などへの通電も不可となります。)