リバースエンジニアリングとは
プロダクト解析センターの「リバースエンジニアリング」(ティアダウン)は商品の模倣が目的ではありません。既存商品をベースに、性能面、品質面、コスト面でより優れた商品を生み出すための手法です。


リバースエンジニアリングの適用事例

商品設計への反映のみでなく、商品開発の全てのステージで適用が可能です。


リバースエンジニアリングの特徴

私たちは「正確で、機能が分かり易い回路図」に復元することを大切にしており、 二つのコア技術を駆使し、リバースエンジニアリングを行っています。
(1)独自観点による正確な部品特定
様々な商品の解析で培った部品に関する独自の「7つの観点」により、主要ICだけではなく、 小型のダイオード、トランジスタ、FETなども含めた部品のメーカーや品番を正確に特定することで、 回路の構成や機能、動作原理などを、より詳細に分析することを可能にします。

(2)基板上の様々な情報を読み解き回路図に復元
回路図を復元するには基板上の配線を確認する必要がありますが、私たちはその配線を1本ずつ丁寧に確認していきます。
「なぜこの経路で配線されているのか? 」、「なぜこの部品はここに配置されているのか? 」など、単なる接続情報だけではなく、基板設計者の都合や回路設計者の思いも汲み取りながら確認することで、設計上の制約や回路構成の意図なども理解し、特定により得た部品情報と合わせ、機能ごとに回路図として記載することで、「正確で、機能が分かり易い回路図」に復元します。

リバースエンジニアリングの工程とアウトプット

分解・解析から得られた情報(復元した回路図、基板データ、部品表など)から、改善点を抽出します。
プリント基板や電子部品のEOL(製造中止)対策にも対応可能です。

設計品質改善のための着眼点

プロダクト解析センター独自の「観点表」に基づき、以下の5つのカテゴリー
(基本機能、EMC、電気安全、信頼性、熱設計)について、改善点を抽出します。

リバースエンジニアリングによる解析、改善策の提示

中間アウトプットである回路図、部品表、プリント基板データを基に、各技術分野の専門家がチームを組み、複数の視点により、改善の着眼点を提示します。

ご依頼から納品までの流れ

お客様の目的をしっかりと理解した上で、リバースエンジニアリングを進めていきます。
