除菌・抗菌・防カビ効果の評価サービス
クリーンな空質性能を創出する空質デバイスや機能性材料に対し、除菌・抗菌・防カビ効果を検証します。 また、美容・健康に紐づくヒトの菌(常在菌)を用いた評価により、商品開発・設計も支援します。
■ 支援実績例



■ 菌種・カビ種の特定
菌・カビは生活環境中のいたるところに発生します。
発生した菌やカビの数、種類を明らかにし、有効な除菌・防カビ法を提案します。
● 菌はどこに潜んでいる?
生活環境
水が溜まるところに菌が繁殖してヌメリや汚れが・・・

ヒト
常在菌のバランスが崩れて肌荒れ・・・

● 菌種特定のイメージ

● 唾液の菌叢解析事例

■ 除菌・抗菌性能検証
菌対策商品の性能を適切に検証するため最適な試験菌種の選定、使用環境を想定した評価条件をご提案致します。

取り扱い可能な主な菌種と存在する環境
抗菌性評価でよく使われる試験
● 抗菌性評価イメージ
1)樹脂板の場合の例(JIS Z 2801)
抗菌剤を含む樹脂片に菌液を滴下し、所定の反応時間後に生菌数変化を測定。

2)繊維・布の場合の例(JIS L 1902)
3)溶液の場合の例


4)家電商品の場合の例(JEM 1467準拠)
デバイスを搭載した家電商品(検体)の性能を検証するため、菌を滴下したガーゼを生活空間を想定した所定の位置に設置し、所定の時間後に生菌数変化を測定。

● アウトプットイメージ

■ 防カビ性能検証
カビ対策商品の性能を適切に検証するため最適な試験カビ種の選定、使用環境を想定した評価条件をご提案致します。(下記のカビ種以外にも対応可能です。ご相談ください。)

弊社取り扱い可能な主なカビ種と主に存在する環境
防カビ性評価でよく使われる規格試験
● 防カビ性評価イメージ
樹脂板の場合の例(JIS Z 2911)
樹脂片にカビ液を滴下し、所定の反応時間後にカビの繁殖度合を確認。

ご依頼の流れについて


事前お打ち合わせ
花菌・カビ対策商品の効果を適切に検証するため試験菌種や試験環境条件などを一緒に検討いたします。
評価開始後
試験の進捗も随時報告いたします。予想外の結果が得られた場合の原因や対策についても、ご相談をお受けいたします。
評価完了後
ご要望に応じて報告書に結果をまとめ、ご要望に応じて報告会を実施します。結果にご不明な点等ありましたら、丁寧にアフターフォローをさせていただきます。
菌・カビ対策技術に関する情報の発信

今まで蓄積して参りました学術発表をご紹介します。


悪さをする菌・カビたちと上手に付き合っていくための知識と退治法を紹介しました。

井原望 生物工学, Vol.90, No.2, pp. 98, 2012.2


“乾燥はカビに効く!” という当たり前の効果を、カビ学的に説明しました。うまく乾燥させて、お風呂のカビ退治を実現しましょう!

井原望 抗菌・防カビ、 Vol.39、No.5、pp.285-290、2011.5
井原望 “浴室乾燥による防カビ効果”
パナソニック技報, Vol.59, No.1, pp. 81-82, 2013.4

お風呂の塩素系カビ取り剤に対し、手強いカビがいることを明らかにしました。果たしてその正体とは・・・?

井原望, 他2名 防菌防黴, Vol.37, No.2, pp. 91-97, 2009.2