バイオ評価 bio-evaluation

社会人ドクターも夢じゃない ー美容効果を学術的に確かめる!ー

2022年1月6日

信頼性ソリューション部の内田です。
本日は、私のキャンパスライフについて紹介させていただきます。

プロダクト解析センターでは、将来の製品開発を支える解析技術を開発するため、国内外の様々な機関や大学と共同研究をしており、研究を続ける中で博士号を取得して、社会人ドクターとして活躍している先輩方も多くいます。

そして、この私も大阪大学でヒト細胞に関する実験を行っており、多い時では週の半分以上出張していたりします!最先端の技術や知識に触れることができ、普段の仕事とは違う刺激を受けられて、とても楽しく訪問させていただいています。

大阪大学での実験風景

●何故、パナソニックでヒト細胞を扱うのか?

パナソニックという会社に生物的なイメージはあまりないかもしれません。しかし、イオンエフェクターのような美顔器の開発では、美容成分の肌への浸透や使用時の安全性などを評価するためにヒトに関する分析を行っており、
このような開発をサポートするための技術開発も行っています。

また近年では、動物愛護的な観点から2013年にEUにおいて化粧品および化粧品原料の有用性・安全性評価に動物実験を行った製品の販売が禁止されています。動物実験の代わりとして、化粧品等ではOECDガイドラインに定められた公的代替法などを用いることで動物実験を行わずに、その有用性・安全性を評価することができます。
家電製品にはそのような規制はありませんが、反対に代替法もありません。弊社で動物実験が必要になることはほとんどありませんが、いざという時にこの社会的責任を果たしていくためには、動物実験の代わりとなる細胞を利用した評価技術を独自に開発、保有していく事が大切です。

2020年には、美顔器により肌成分の変化を捉えた肌解析の研究内容について論文発表もしております。

社内外の動向を見据えて、このような分野の技術や知見を保有されている研究室と共同研究をさせていただいている、という状況です!

●キャンパスライフでの楽しみは・・・?

そんな大学へ出張ですが、一番の楽しみは昼食です!
あまり有名ではないかもしれませんが、大学内にはメインとなる生協の他にも食事処がいくつかあり、一般にも開放されています。
学生にやさしいお手頃な定食や丼以外にも、おしゃれなランチを提供しているレストランもあり、おいしいパスタやステーキランチ、オムライスなどを食べられます。大学ということでおいしいだけでなく、ボリューム満点なのも嬉しいところです!

ぜひ、皆さんも大学に立ち寄る機会があったらおいしいレストランを探してみてください笑。自然も豊かで、キャンパスまでの紅葉にも癒されました。

北千里駅から大阪大学キャンパスまでに
見られる紅葉

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