耐候性試験・耐光性試験(紫外線による影響)

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キセノンランプでの耐候性試験(耐光性試験)

屋外で雨の当たる場所を想定し、紫外線照射中に散水を行う試験を耐候性試験、屋内を想定し散水を伴わない試験を耐光性試験と呼びます。光源に関わらず、耐候性試験、耐光性試験は可能です。また、耐候性試験機をウェザーメータ、耐光性試験機をフェードメータと呼ぶこともあります。
キセノンランプ光源は、地表に届く太陽光と波長分布が似ているため、相関性のいい光源だと言われており、グローバルには一般的な光源です。また、エネルギー量を変えることが可能で、3倍程度までエネルギー量を増やした強エネルギーあるいはスーパーキセノン型の試験が可能です。
さらに紫外線を吸収するフィルターを変更することで、窓ガラス越しを想定した試験も可能となります。


■関連規格
カーボンアーク(サンシャインウェザーメータ)での耐候性試験

カーボンアーク光源は、正式にはオープンフレームカーボンアークランプと呼びます。lamp(ランプ)は、光を放つものという意味があり、カーボンアークはいわゆるガラスのランプではありませんが、公式にはアークランプとなっています。また、使用するカーボンの名称がサンシャインカーボンであるため、試験機をサンシャインウェザーメータと呼びます。
日本が発祥の光源であり、国内では一般的に採用されていますが、今ではISOの規格にも採用されています。


■関連規格
メタルハライドランプ(スーパーUV)での耐候性試験

メタルハライド光源は、紫外線量が大きく、促進性を重視した試験です。メーカのHPによると屋外暴露の100倍、カーボンアークの10倍程度の促進性があるとされています。
メーカの試験機からスーパーUV試験と呼ばれることもあります。


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