耐腐食性試験 | 使用環境を想定した腐食ガスや塩水の腐食因子の影響を評価
耐腐食性試験とは、大気中の腐食性ガスや塩分、結露環境を想定し、電子部品・回路基板・金属材料・表面処理部品の品質および耐久性を評価する試験です。
使用環境・保管環境において、製品は腐食因子の影響を受けています。
- Q. 接点部品、回路基板、金属部材、表面処理部品では、使用環境や保管環境に存在する腐食因子の影響により、接点不良や反射率低下、金属劣化といった品質低下が生じていないでしょうか?
-
A. 電子部品・金属等のトラブルの未然防止と品質向上を目的に、各種腐食試験機を用いた受託試験サービスで支援します。
(下記参考事例)
※ 本試験は降雨ではなく、大気中腐食ガス・塩分付着および結露環境による腐食影響を評価する試験です。
- 事象:接点不良
- 原因:ガス腐食
- 事象:銀の反射板腐食
LED照度低下 - 原因:ガス腐食
- 事象:金属腐食
- 原因:海水(海塩粒子)
大気汚染ガスや温泉地由来の腐食性ガス、海岸地域や船便による海水は身近に存在し、これらが腐食の要因となります。
その腐食ストレスについて、品質評価・耐久性評価を実施します。
使用環境に潜む腐食因子を想定した、最適な試験に対応します。
- 硫化水素ガス腐食試験
- 二酸化硫黄ガス腐食試験
- 二酸化窒素ガス腐食試験
- 硫化水素ガスと亜硫酸ガスの混合ガス腐食試験
- 塩水噴霧試験
- 複合サイクル腐食試験
- 塩水サイクル腐食試験
- 間欠、連続塩水噴霧試験
試験機仕様
- H₂S・SO₂・NO₂(最大3種)を任意に組み合わせたガス腐食試験が可能
- 500ppb~50ppm濃度範囲までの濃度環境下でのガス腐食試験が可能
- 大気中の腐食性ガスや部材からのアウトガスの影響を模擬ガス腐食試験が可能
※単位:mm
【ガス腐食試験機】
型式:KG200SP, KG200HT
- 温度:+25~+50℃
- 湿度:50~80%RH
- 槽内サイズ:W490×H370×D470※
- 濃度:500ppb~50ppm
- (H2 S、SO2 NO2 )
【ガス腐食試験機】
型式:KG130ST, KG130HT
- 温度:+25~+80℃
- 湿度:50~80%RH
- 槽内サイズ:W490×H370×D390※
- 濃度:500ppb~50ppm
- (H2 S、SO2 NO2 )
- 特徴:
- H₂S・SO₂・NO₂を組み合わせることで、排気ガス・温泉地・都市大気環境を模擬します。
【複合サイクル腐食試験機】
型式:CYP-90A(2台)
- 温度:35~50℃
- 湿度:60~95%RH
- 槽内サイズ:W900×H250×D700※
- 種類:中性塩水
【複合サイクル腐食試験機】
型式:CYP-120A
- 温度:35~50℃
- 湿度:60~95%RH
- 槽内サイズ:W1190×H300×D900※
- 種類:中性塩水
市場との相関性が高い複合サイクル試験
<一例:JIS H8502 JASO M609 他>
- 特徴:
- 海浜地域、屋外・屋内環境で使用される金属材料、塗装品、メッキ品に対し、 海塩粒子の付着と乾湿繰り返しによる腐食影響を評価します。
耐腐食性試験で「設計・開発・評価段階で気にされること」
耐腐食性試験は、試験方法を選べば十分と受け取られやすい一方で、評価の前提が整理されていないケースも少なくありません。
ガス腐食試験で気になること
- ガス腐食試験は、使用環境を適切に想定した試験といえるか
- H₂S/SO₂/NO₂のうち、どのガスを評価対象とすべきか
- ガス濃度を高く設定すれば、促進評価として妥当といえるか
- 温度や湿度条件を高く設定することで、腐食挙動はどの程度変化するか
- 混合ガス試験を実施する意義は何か
塩水腐食試験で気になること
- 塩水5%条件は、実使用環境に近いといえるか
- 連続噴霧と間欠噴霧のどちらを選択すべきか
- 複合サイクル腐食試験は必要か
- 海沿い以外の環境でも塩害評価は実施すべきか
- 金属材料と電子部品を同一条件で評価して問題ないか
ガス腐食評価で気になること
- 電気特性や接触抵抗も見る必要があるか
- 腐食性ガス試験は「実環境」を再現しているのか
- 温湿度試験と耐腐食性試験はどう使い分けるのか
- 腐食していたら=全て不合格なのか
塩水腐食試験評価で気になること
- 白サビと赤サビ、どこからが不合格?合格?決まっているのか
- 外観だけ評価すればいいのか
- クロスカットとはどのようにするのか
- レイティングナンバ法とは何か