人体安全評価
可動部を有するロボットや設備、装置、遊具などが人体と衝突した場合や、人体の部位を挟み込んだ場合、明らかに重大な傷害が発生するわけではないが、軽度な傷害や痛みが発生しそうな箇所における、安全性を判断する為の客観的な評価・測定を行います。また、本サービスで培った人体の特性に近いダミー作りや評価手法の開発でのサポートも行っています。
痛み・軽度傷害の分析・評価サービス
移動型ロボットで、センサ等で動く対象物を検知すると停止する事が多く、もう少し効率的に稼働できればと思うが、実際に人体と接触しても、痛くないレベルって、どれくらいだろうか・・・と考えたり、
また、人体に直接取り付ける機器や、人体が接触し続ける機器による、痛みや軽度な傷害が発生しないように対策したいけれども・・・と悩まれた事はないでしょうか?
痛みや軽度な傷害が発生するケースで重要となる、人体構造や軟組織部を高い精度で模したペインセンシングダミー*1技術により、人体との接触面や内部に発生する圧力、荷重変化等を測定する事が可能となりました。
また、実際に被験者による実測評価を行ったり、大学や、海外の共同研究機関と協力し、計測した値で指標を作成する事も可能です。
なお、ロボットや機械安全に関する規格策定等も行っており、お客様の製品・機能・サービスの企画や仕様検討、また設計・開発時点からのサポートも可能ですので、是非ご活用下さい。
裂傷評価サービス
工場や公共の場で、人と共存する協働ロボットや機器の増加に伴い、手先や指を挟み込んでも大丈夫か、安全性をどう評価すれば良いのか等について、悩まれた事はないでしょうか?
指が挟み込まれる状況下では、荷重や圧力の測定自体が難しい場合や、既存の荷重や圧力値の測定だけでは評価が困難な裂傷を発生する可能性があります。
指の挟み込み時を想定した裂傷予測を可視化する為、簡便に、人体の指の代わりとして、現場、現物での安全性の改善と検証、妥当性の評価ができる裂傷評価指ダミー*1、2を開発しました。
実際の人体の皮膚と同程度と推定される裂傷強度を有した独自材料や評価しやすい構造を開発した技術ノウハウ*3を活かし、裂傷の可能性を分析したり、評価するサービスでご支援致します。
※1 裂傷評価指ダミー購入先 株式会社タナック
指ダミー紹介ページ
※2 プレスリリース
※3 特許出願済(2021年8月)