落雷による電子機器の故障を防ぐために
門真EMCサイトの石橋です。
今年の夏は、ゲリラ豪雨や突然の夕立が多く、落雷が多発しています。
先週末には、都心で2時間に1000発以上の落雷があり、昨日も愛知県で7000発以上の落雷が観測されました。
雷サージから電気製品を守るために その一
EMCの稲田です。久しぶりの記事アップです。
梅雨が明けますと夏本番、EMCの視点では、太平洋側での雷が増える季節です。
雷による電気製品のトラブルはかなり古くからある問題ですが、近年ではさらに増加の傾向にあるようです。それには以下のような背景があると考えています。
1. 通信線を有する機器の増加
2. 製品の小型化による絶縁性能の低下
3. 日本の配電事情を考慮していない
雷サージから電気製品を守るために その二
EMCの稲田です。関西は例年より早く梅雨が明けました。いよいよ夏雷の季節です。
先日の記事で、システム機器ではコモンモードの雷サージ経路が増えると述べましたが、これは日本の低圧配線の接地方式がTT接地であることが主因です。商品の筐体や、保安器のアース線がそれぞれ別の箇所で接地(TT接地)されていると、アース線にサージ電流が流れた際、それぞれの接地間に電位差が発生してしまいます。
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