信頼性 Reliability Evalution

【在宅サポート第5弾】接着剤を用いた商品開発に強い味方、接着(強度)AI診断のご紹介

2020年5月8日

現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する感染拡大防止のため、在宅勤務による業務推進を図っているお客さまが増加している状況下にあります。そこで、今回は在宅勤務でも可能な接着剤の強度信頼性に関する取り組みについて、ご紹介いたします。

皆さんが家庭で使われる接着剤は、工作用や部品保修用等小さいものを接着させるものが多いのではないでしょうか。
しかし、そういったものだけでなく、接着剤の種類によっては、強度や耐久性にも優れた接着剤も多く、長期間の耐久性が要求される車載用途でも実績を増やしつつあります。
また、ボルト締めや溶接などの大掛かりな接合方法と比較して、接着剤を用いると、小型軽量化、仕上がりの美観が良いというメリットもあります。

在宅勤務

接着強度を知る指標として、力をかけて強制的に破壊(剥離)させる方法があります。
例えば、強固に接着されている場合は接着剤自体が破壊され、表面もガタガタした状態になるでしょう。(下左図参照)。
一方、被着体(プラスチック、金属部品等)と接着剤の相性が悪い場合は、接着剤が被着体の表面から剥がれてしまい、表面もツルっとしています。(下右図参照)。

接着剤が被着体表面から剥がれる 被着体・接着剤の界面破壊
接着剤自体が破壊 被着体・接着剤の凝集破壊

このように、被着体と接着剤の相性が重要になってくるのですが、強制的に剥離(破壊)させて強度を確認する方法の場合、多くのサンプルと試験が必要となります。このたび、プロダクト解析センターで開発した接着AI診断ツールを用いますと、試験を行うことなく、被着体と接着剤の相性をAIが診断いたします。

検討したい接着剤の種類、被着体の材種、表面処理などの情報をメールでお送り頂ければ、その条件ごとに接着剤自体が破壊(凝集破壊)する確率をAIで算出し、その結果をメールでご返信させていただきます。

ご相談は無料ですので、まずはお気軽にご連絡ください。

<AI診断の流れ>

候補接着剤、被着体を選定し、データシートなどからデータ入手→ メールで 送付→ 【プロダクト解析センター】接着条件をAIに入力 → メールで 送付 → 接着剤自体が破壊(凝集破壊)する確率を条件ごとにまとめ、レポートとして提出

【信頼性在宅サポート】

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